スコーンの作り方「3」フードプロセッサーで生地を作る方法(最速の作り方)
こんにちは。紅茶専門店ティークラブの堀内芳昌です。
この投稿では、スコーンの作り方「3」として「フードプロセッサーで生地を作る方法(最速の作り方)」を紹介します。
スコーンの作り方を、4つの作り方「手で作る方法(ベーシック編)」「フードプロセッサーと手作業の混合(おすすめ)」「フードプロセッサーで生地を作る方法」「製菓道具を使わない方法」で紹介する第3回目です。
フードプロセッサーを使いますから、フードプロセッサーを持っていない方は残念ながらできませんが、作りはじめから焼き上がりまで30分もあればでき上ります。
この作り方で生地を休ませることもできますが、生地を休ませることなく最速で最短のスコーンの作り方を紹介します。
なお、今回試しているスコーンの4つの作り方の材料の配合はすべて同じ。作り方を少しずつ変えています。自分に合う作り方を見つけていただければ嬉しいです。なお、材料や配合の見直しは別の機会に行います。
スコーンの作り方「3」フードプロセッサーで生地を作る方法(最速の作り方)/材料
【材料】四人分(やや小ぶりのスコーン8個分)
- 薄力粉(ドルチェ)・・・140g
- 強力粉(はるゆたかブレンド)・・・60g
- ベーキングパウダー(アルミフリー)・・・5g
- きび砂糖・・・18g
- 塩(ゲランド)・・・2g
- バター(無塩発酵)・・・50g
- 全卵・・・40g
- 牛乳・・・40~50g
→ スコーンミックス粉
液体部分の分量が80~90gが適しています。ガスオーブンや高性能のオーブンを使う場合、しっとりが好きな方は多めにしてみてください。80~120g程度が許容範囲です。
スコーンの作り方・フードプロセッサーで生地を作る方法/作り方概要
- フードプロセッサーに粉類、砂糖、塩を入れ、10秒ほど回す。バターを入れ、20~30秒回す
- 卵と牛乳を混ぜたものを加える。フードプロセッサーを小刻み回し、粉類と水分を馴染ませる
- 粉類と水分が馴染んだら連続で回す。一かたまりになりかけたらストップ
- 粉をふったまな板などに生地をのせ、麺棒で約2cmの厚さに伸ばす。直径6㎝くらいの抜型で抜く。残りの生地はまとめ、2cmの厚さに伸ばし4等分に切る
- 生地の表面に卵(分量外・材料の残り)を塗る。紙を敷いた天板に並べ、予熱したオーブン200℃前後で15~20分焼く。焼き上がったら網に乗せて粗熱をとる ※温度・焼き時間は調整してください
スコーンの作り方・フードプロセッサーで生地を作る方法/作り方詳細
Step0.下準備
バターを1cm角または薄切りにする。
計量した卵と牛乳をあわせておく。
材料をすべて1時間以上冷やす。このやり方は粉類も冷やす。
※粉をしっかり冷やしてあれば、バターや卵の作業は作る最中にやっても大丈夫。
1.フードプロセッサーに粉類、砂糖、塩を入れ、10秒ほど回す
フードプロセッサーに粉類(薄力粉・強力粉・ベーキングパウダー)、砂糖、塩を入れ(※スコーンミックス粉を使う場合、脱酸素剤は取り除く)10秒ほど回す。粉類をふるうかわりの作業です。
バターを入れ、20~30秒回す。
2.卵と牛乳を混ぜたものを加える
卵と牛乳を混ぜたものを加える。
フードプロセッサーをガッ、ガッ、ガッと小刻み回し、粉類を水分を馴染ませる。小さなそぼろ上のかたまりが全体にできてきたら水分が馴染んでいます。※写真を撮り忘れました。
粉が冷えていないとベタベタになることがある。
3.粉類と水分が馴染んだら連続で回す
粉類と水分が馴染んだら連続で回す。一かたまりになりかけたらストップ
小さなそぼろ上だった生地が徐々に大きな団子状のかたまりになります。フードプロセッサーの片側に固まりだしたらストップの合図。
↑このくらいで止めてよい
さらに回すと大きなかたまりになり、手を添えていないとフタが外れるくらいになる。回す限界。これ以上まわすと「こねすぎ」の状態になる。フードプロセッサーが自然と止まる場合もある。
4.麺棒で約2cmの厚さに伸ばす
粉を粉をふったまな板などにフードプロセッサーから生地を出す。こねないで一まとめにする。切って重ねるなどはしない。手をかけずにまとめる。
麺棒で厚みが2㎝くらいにのばす。5.5~6㎝の抜型をのせてみて4個抜ける大きさまで伸ばしましょう。
この方法は四角く伸ばしにくい。丸めになる。
直径5.5~6㎝くらいの抜型で4個分抜く。型抜きしないでナイフでカットすれば、さらに手軽です。
残りの生地は一まとめにし、2cmの厚さに伸ばしたら、4等分に切りましょう。2回目は抜かないでカットします。3回目の生地を出さないためです。
5.オーブンで焼く
生地の表面に卵(分量外・材料の残り)を塗る。
紙を敷いた天板に並べ、予熱したオーブン200℃前後で15~20分焼く。焼き上がったら網に乗せて粗熱をとりましょう。
※オーブンの性能によるので温度・焼き時間は調整してください。温度190~210℃。焼き時間15~20分
焼き上がりの状態
ベーキングパウダーが少ないので、口は大きく開きませんが、「1・手で作る方法(ベーシック編)」「2・フードプロセッサーを使う方法」よりもイギリスのスコーンぽい見た目に焼き上ります。
ザックリとしながらも、ふっくら軽めに焼き上ります。
生地作り~焼き上がりまで30分程度。かなり時短ででき上がります。
クリームティーしよう
スコーンを楽しむティータイムはクリームティー。
たっぷりのミルクティー。スコーンにクロテッドクリームとジャムを用意しましょう。
半分に割ったスコーンにクロテッドクリームとジャムをのせていただきましょう。相棒はミルクティーがおすすめ。ストレートティーでもよいのですが、ミルクティーがより一層スコーン+クロテッドクリーム+ジャムの風味を引き立てます。
焼き直したスコーンにクロテッドクリームとローズジャムを合わせました。
スコーンの作り方
- 手で作る方法(ベーシック編)
- フードプロセッサーと手作業の混合(おすすめ)
- フードプロセッサーで生地を作る方法(最速の作り方)←このページ
- 製菓道具を使わない方法
- スコーンの4つの作り方まとめ
次の投稿では、製菓道具を使わないスコーンの作り方を紹介します。よろしければ、また見に来てください。