ピンクのクラフトジンジャーエールの作り方
こんにちは。紅茶専門店ティークラブの堀内芳昌です。
私が一番好きな自家製ジンジャーエール(クラフトジンジャーエール)の作り方を紹介します。
以前に新生姜でジンジャーシロップを作りジンジャーエールを作りました。
それ以降に何度かジンジャーシロップを作ってみました。普通の生姜を使ったり、生姜をスライスしたり、スパイスを足したり、砂糖を変えたり…。
現時点で私が一番好きなジンジャーシロップ&ジンジャーエールが決まりました。
すりおろした新生姜+グラニュー糖+レモンのジンジャーシロップです。このシロップを炭酸で割ったり、フルーツジュースで割ったりしています。味もさることながらピンクの色が美しい。そんなジンジャーシロップとジンジャーエールの作り方を紹介します。
ピンクのクラフトジンジャーエールの作り方
新生姜ジンジャーシロップの材料
- 新生姜 100g
- グラニュー糖 100g
- 水 100g
- レモン果汁 1/2個分・30g程度
※近所のスーパーで売っている新生姜のパックが初夏は200~300gでした。一時期見かけなかったのですが、夏場になり出てきたものは1パック100gになっていました。
※新生姜のきれいな色を生かしたいのでグラニュー糖を使っています。きび砂糖や甜菜糖でもできますがピンク色に仕上がりません。
ピンクのクラフトジンジャーシロップの作り方
- 新ショウガは皮付きのまま水洗いし、汚れが目立てばそぎ取る
皮付きのまますりおろす - 鍋に生姜、グラニュー糖、水を入れ中火で加熱する
沸騰したら弱火にし10分程度煮る - 火を止め、レモン果汁を搾り加える
粗熱が取れるまでそのまま置く - ザルなどで濾す。ヘラで押すなどしてしっかりとシロップをしぼる
- 冷めたら清潔な密閉容器に移し替え、冷蔵庫で保存する
ピンクのクラフトジンジャーシエールのレシピ
- 新生姜のジンジャーシロップ 50g
- 無糖炭酸水 100g
- 氷 適量
※ジンジャーシロップと炭酸水の割合は、シロップ1対炭酸水2が目安。
※レモンやライムのスライスを入れたり、フレッシュミント添えると爽やかさが増します。
ピンクのクラフトジンジャーエールの作り方
- グラスに氷を入れ、炭酸水を静かに注ぎ、ジンジャーシロップを注ぐ
- ロンググラスならストローを添える。ショートグラスならかき混ぜるためのスプーンやマドラーなどを添える
- 軽くかき混ぜいただく
炭酸水を先に入れ、シロップを後に入れると、シロップを注ぐ時点である程度自然に混ざりあいます。そのため、混ぜる回数が少なく済むので炭酸水が抜けにくいです。
自家製ジンジャーエールいろいろ
自家製のジンジャーエールの作り方もいろいろあります。
例えば、赤唐辛子やコショウを加えて刺激的な辛みをプラスするレシピ。シナモンやカルダモンを加えて甘く爽やかな風味をプラスするもの。きび砂糖や甜菜糖を使いヘルシーに寄せるもの。
また、煮る時間も短時間のレシピもあれば、30分くらい煮詰めるレシピもあったりします。煮たらすぐに濾したり、濾さないで入れっぱなしにしたり…。
全て試したわけではありませんが、おそらくどれも美味しいと思います。それぞれ一長一短あるでしょう。
新生姜で作るジンジャーエール
新生姜をすりおろしたジンジャーシロップは、結構辛みが強く刺激的です。想像以上でした。生姜の風味も強くよいです。なので、唐辛子やシナモンなどを加えなくても十分に美味しいと思いました。
私は「できるだけ省きたい派」ではなくて、どちらかというと「手をかけたい派」です。ですが、ジンジャーエールに関してはシンプルがよかったです。
ジンジャーのみで十分美味しいのですが、何か足すならシナモンスティック1本がおすすめ。シナモンの甘く華やかな香りが加わります。シナモンの香りで少しマイルドに感じるかもしれません。
きび砂糖や黒砂糖、甜菜糖などの砂糖が好きですが、新生姜のジンジャーシロップに関してはグラニューがよかったです。甘さのキレがよくスッキリしています。また、色がつかないのも新生姜の場合はポイントが高いです。
自然な色合いできれいなピンクに仕上がるドリンクはなかなかないですからね。作る前よりも実際にでき上がりの色を見ると尚更気に入っています。
新生姜の旬
新生姜のジンジャーエールの欠点は、新生姜の販売時期が限られることですね。
新生姜は店頭では初夏~夏にかけて多く見かけます。ラッキョウや梅が出た後に新生姜のイメージですね。
ところが、調べてみると路地ものの旬は初秋なんですね。
初夏に出回る新生姜はハウス栽培。路地ものは晩夏~初秋。意識して売り場を見てみると10月くらいまで店頭にありました。
10月にもジンジャーシロップや新生姜と紅玉リンゴでジンジャーアップルシロップやジャムを作ってみました。秋のジンジャーも悪くないです。ただ、時期が遅くなるとピンクの色が弱くなっていました。
時期は限られますが、新生姜が店頭に並ぶ時期と冷たいジンジャーエールを飲みたい時期は同じような感じなので問題ないでしょう。むしろ、季節感が出てよいのではないでしょうか。年間通して扱いたい飲食店の場合は難しいですけどね。
キレイな色合いで、ピリリと刺激的な新生姜のジンジャーエール。個人的にはすこぶる気に入っております。よろしければ試してみてください。
それではまた。