アイスティーの作り方・カフェ用
カフェや飲食店で提供するアイスティーの作り方「オーダーごとに作る方法」を紹介します。
アイスティーは、手間がかかると思っている方がいますが、蒸らし時間が短いので「アイスティーは、ホットティーよりも短時間でできる」のです。
慣れてしまえば、ホットのストレートティーもミルクティーもアイスティーも作る手間に大差はありません。
急冷式で作るアイスティーのポイント
- 茶葉が重要
- 茶葉を増やし、蒸らし時間は減らした濃い紅茶を作り、氷で急冷する
- 紅茶のいれ方にプロのテクニックや技術の差はなく「基本を守れるか、否か」で決まる
- コンセプトやお店の状況に応じて微調整する
急冷式で作るアイスティーの作り方
【材料と道具】一人分※2グラス用
- 茶葉・・・6g
- 湯量・・・300cc
- 氷・・・130g+グラス用適量
- 抽出時間 2分
- ティーポット大小2つ ※紅茶をいれる用・紅茶を冷やす用
- ティーメジャーorティースプーンorデジタル秤 ※茶葉の計量用
- 茶漉し ※紅茶を濾すため
- グラス・タイマーなど
急冷式で作るアイスティーの手順
- 基本通りの手順、ポイントでホットティーを作る
- ティーポット(大)に氷を入れ、茶葉を濾しながら移し替える
- かき混ぜて、冷やすA・B
- 氷を入れたグラスに注ぎ、軽く混ぜて完成
基本通りの手順、ポイントでホットティーを作る「1」
基本のホットティーのいれ方で、紅茶をいれる。
- 茶葉の分量
- ホットティー:4g
アイスティー:6g 茶葉・増やす
- 抽出時間
- ホットティー:3分
アイスティー:2分 蒸らし時間・減らす
氷を入れた別のポットに茶葉を濾し、移し替える「2」
蒸らし終わったら、氷を入れた別のポットに茶葉を濾しながら移し替える。
茶漉しを使って一気に移す。ガラス製ティーポットの茶漉しは湯の抜けが遅いので、別の茶漉しを使う。
ポットのサイズは、紅茶をいれたティーポットより大きめにする。
かき混ぜ、冷やす「3A」
※「2」で130gの氷を入れた別のティーポットに茶葉を濾しながら移し替える。
素早くかき混ぜ、一気に冷やす。
130g程度の氷が溶けたら丁度よい温度になっているはずです。
この段階でキンキンに冷やす必要はありません。常温程度ほんのり冷えればOK.
氷をいれたグラスに注ぐ「4」
紅茶が冷たくなったら、氷をいれたグラスに注ぎ、軽く混ぜればアイスティーの完成です。
2杯分できるため余分が出ます。※保存して次のお客様に使うこともできます。
かき混ぜ、冷やす「3B」
※「2」でたっぷりの氷を入れた別のティーポットに茶葉を濾しながら移し替える。
素早くかき混ぜ、一気に冷やす。ポットを手で触りながら混ぜ、冷たくなったらOK。キンキンに冷やさなくてよい。
130gの氷を溶かすよりも早い。1分もかからないであっという間に冷える。
氷をいれたグラスに注ぐ「4」
紅茶が冷たくなったら、ポットに残った氷を濾しながら、氷をいれたグラスに注ぎ、軽く混ぜればアイスティーの完成。
この方法なら、ホットティーよりも早くでき上ります。
2杯分できるため余分が出る。※キンキンに冷えていなければ、保存して次のお客様に使うこともできます。キンキンに冷やすと濁りやすい。
ストレートアイスティー向き
このレシピで作ったアイスティーは、ストレートティー向きです。
ミルクを加えてアイスミルクティーにするのは、悪くはないのですが、ちょっと弱いです。なぜなら、紅茶が普通の濃さ(やや軽いくらい)だからです。
アイスミルクティー用に濃いめに作ることもできますが、濃くするするとアイスティーは濁ります。ですので、ストレートティー向きですが、アイスミルクティーも兼用すると考えてください。
ストレートアイスティーとアイスミルクティーを別に作る方法
より美味しいアイスミルクティーを提供したい場合は、アイスミルクティーを別のレシピで作る方法があります。ストレートアイスティー、アイスミルクティーを別のレシピで作ることになります。
このやり方は、作り置きをする場合はロスが出やすくなります。
また、人によっては別々のレシピでアイスティーを作ることに手間を感じるでしょう。
ストレートアイスティーとアイスミルクティーは、別々のレシピで作ったほうが確実に美味しいです。とはいえ、美味しいが絶対的な正義ではないないので、お店の状況やコンセプトなどに応じてお選びください。