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カフェでミルクティーを提供する3つの方法

2023.03.03
カフェ飲食店でミルクティーを提供する3つの方法

カフェや飲食店でミルクティーを提供する3つの方法

「1」濃い紅茶を作る・茶葉を濾して提供・たっぷりのミルクを添える/コクのあるミルクティー

「2」ストレートティーの濃さの紅茶・茶葉を濾して提供・ミルクを添える/あっさりミルクティー

「3」ストレートティーの濃さの紅茶・茶葉をティーポットに残して提供・ミルクを添える/一杯目はストレートティー・二杯目はミルクティーの提案も可

  • 「1」の方法:あまり一般的ではない
  • 「2」「3」の方法:一般的なやり方
カフェにおすすめのミルクティー
「1」濃い紅茶を作る・茶葉を濾して提供・たっぷりのミルクを添える/コクのあるミルクティー
おすすめ理由:やっていないカフェが多い。紅茶好きに喜ばれる。

カフェ飲食店でミルクティーを提供する3つの方法

「1」濃い紅茶を作る・茶葉を濾して提供・たっぷりのミルクを添える

美味しい紅茶を提供したいお店、他との差別化を考えるお店は、この方法がおすすめです。ドリンクに力を入れているお店、スイーツやパンに力を入れているお店には特におすすめします。

このレシピのミルクティーは、コクがあり、味わい豊かで美味しいです。自画自賛ではなくて多くの方から喜びの声をきいています。「今まで飲んだミルクティーで一番美味しい」という声もたくさんいただきました。

紅茶通・紅茶マニアではなく「普通に紅茶好きな人」に喜ばれます。

このミルクティーのポイント

  • ストレートティーとミルクティーで紅茶のレシピをかえる
  • ストレートティーとミルクティーで販売価格をかえる

ストレートティーとミルクティーで紅茶のレシピをかえる

ミルクティーは茶葉を増やし紅茶を濃くする。茶葉を1.5倍~2倍にする。

  • ストレートティー茶葉4~5g
  • ミルクティー茶葉6~8g など

たっぷりのミルクを添える

濃い紅茶にたっぷりのミルクを添えます。1ティーカップあたり40~50cc程度:1ティーポットあたり100cc程度のミルクを添えましょう。

茶葉2倍で濃い紅茶を作る

ストレートティーとミルクティーで販売価格をかえる

この方法の場合、メニュー表記でストレートティーとミルクティーを分けるのがよいでしょう。価格はミルクティーのほうが高額になるように設定しましょう。

原価=販売価格ではありませんから、同じ価格でも構いません。同じでもよいのですが、価格をかえることで「ストレートティーとミルクティーの違いをお客様に意識してもらう」ことができます。「美味しいミルクティーを提供したい想い」も伝わりやすいでしょう。

また、無駄にミルクティーを頼むことを抑えることができます。

「ストレートティーでもミルクティーでもいいんだけど、とりあえずミルクティーにしておこう」→結局ミルクは使わない。

「同じ価格ならミルクとかレモンとか付いている方が得かも」のような方もいらっしゃいます。

そのような方に無駄にミルクティーをオーダーしてもらわない。ストレートティーに誘導するためにも価格を変えましょう。

濃い紅茶を作る・茶葉を濾して提供・たっぷりのミルクを添える/コクのあるミルクティー

「2」ストレートティーの濃さの紅茶・茶葉を濾して提供・ミルクを添える

ストレートティーとミルクティーを同じレシピで紅茶を作ります。ミルクは1ティーカップあたり20~30cc:1ティーポットあたり50cc程度を添えましょう。たっぷりのミルクは添えません。

メニューでストレートティー・ミルクティーを分ける必要はありません。

オーダーを受けた時に、「ストレートか、ミルクか」を聞いてもいいですし、紅茶には必ずミルクを添えて提供し、お客様がストレートティー・ミルクティーを自由に飲むやり方でも構いません。

ストレートティーの濃さの紅茶+ミルク

「3」ストレートティーの濃さの紅茶・茶葉をティーポットに残して提供・ミルクを添える

  • キッチンやドリンカーで抽出時間をおく
  • すぐに客席に届ける

キッチンやドリンカーで抽出時間をおく

ティーポットに茶葉を入れ、湯を注いだ後、「キッチンやドリンカーで抽出時間をおき」、客席に届ける。

1杯目はストレートティーにちょうどよい濃さで飲んでいただく。

ティーポットに残った茶葉が残っていますから2杯目は濃くなります。

1杯目はストレートティーで飲み、濃くなった2杯目をミルクティーで飲んもらうという提案もあります。

ただし、すべてのお客様がお店の提案「1杯目はストレートティー、2杯目をミルクティー」にしてくれるとは考えにくいですね。

1杯目も2杯目もストレートティーで飲むお客様がいるでしょう。
1杯目も2杯目もミルクティーで飲むお客様がいるでしょう。

1杯目も2杯目もストレートティーで飲むお客様は、1杯目は丁度よく、2杯目は濃い渋いと思うことが多いでしょう。

1杯目も2杯目もミルクティーで飲むお客様は、1杯目は軽め、2杯目が丁度よい思うことが多いはずです。

紅茶通ではなく、一般人の単なる紅茶好きな人はこのように思う人が多いです。

味が変わるのがよい、変化を楽しめるというポジティブな声もありますが、「マニアではない、一般人の紅茶好き」には意外とウケが悪いと私は考えています。オールドスタイルと言ってもよいのかなと思っています。

ストレートティーの濃さの紅茶。茶葉をティーポットに残して提供。ミルクを添える方法

すぐに客席に届ける

ティーポットに茶葉を入れ、湯を注いだ後、すぐに客席に届ける。

お客様に自分で時間を見ていただき、自分で紅茶を注いで飲んでいただくことになります。

この方法は、店側の手間が減ります。
言い方を変えると「お客様まかせ」にしてしまうことになります。

お客様まかせになるため、お客様が紅茶に慣れていないと美味しく飲んでいただくことは難しいです。どのタイミングで紅茶を注げばよいのか分からないし、茶葉が残って濃くなった2杯目を嫌う人が多いからです。

その反面、紅茶通・紅茶マニアはこの方法を好む傾向にあります。自分の好きな飲み方ができるからです。

難しい面もありますが、オペレーションの兼ね合いでこの方法にするのは一案です。

カフェのミルクティー

紅茶マニアと一般人の紅茶好き

紅茶マニアは、茶葉を残す提供方法を好む傾向にあります。
一般人の紅茶好きは、茶葉を残すことを嫌う人が多いです。

紅茶マニアは、1杯目はストレートティー、2杯目をミルクティーを好む人が多いと思います。
一般人の紅茶好きは、1杯目も2杯目も同じ飲み方を好む人が多いと思います。

ただし、ここ数年で傾向が変化しているので、一概にはいえなくなっています。

コロナはきっかけやタイミングに過ぎませんが、コロナ以降で流れが変わった印象があります。ヌン活のブームやタピオカミルクティーの定着などによって「紅茶好き」の幅が広がったことも一因でしょう。

tea wiht Milkをやらないお店やティーフリーのお店も増えています。

ティークラブでは、美味しい紅茶を提供して欲しい、紅茶通よりも普通の紅茶好きに喜んで欲しい、他店と差別化ができるなどの理由で【濃い紅茶を作る・茶葉を濾して提供・たっぷりのミルクを添えるミルクティー】を推しますが、他の方法もアリです。お店のコンセプトや営業スタイルに合わせて考えてください。

カフェ飲食店でストレートティーを提供する3つの方法

  1. 茶葉をぬき、紅茶を移し替える
  2. 茶葉をティーポットに残す方法:1
  3. 茶葉をティーポットに残す方法:2

“美味しい!”でお客様を笑顔にしたいあなたへ。紅茶専門店の良質な茶葉をお届けします。好きを仕事にした方と共に学び、成長し、繁盛するを目指しています。

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