お店で使う紅茶を選ぶ時に考えるとよいと思うこと
お店で使う紅茶を選ぶ時に考えるとよいと思うことは、「自分のお店で紅茶を飲む人(お客様)はどんな人なのか?」です。
なぜかというと、単純に美味しい紅茶を扱えばよいわけではないからです。
例えば、この後話しますが「消極的に紅茶を飲む人」が見込み客だとしたら、当店の紅茶は必要ないのかもしれません。もっと普通っぽい紅茶で十分な可能性があります。
見込み客によっての相性がありますから「自分のお店で紅茶を飲む人(お客様)はどんな人なのか?」=「見込み客を考える」ことはとても大切なことだです。
そこで、自分のお店で紅茶を飲む人を考えるヒントとして「カフェや飲食店で紅茶を飲む人はどんな人なのか?」とお話します。
カフェで紅茶の飲む人2つのタイプ
カフェや飲食店で紅茶を飲む人もさまざまでしょうが、大きく分けると2つのタイプがあると思います。
- 積極的に紅茶を飲む人・積極的に紅茶が好きな人
- コーヒーなどが苦手だから紅茶を飲む人・消去法で紅茶を選ぶ人・消極的に紅茶が好きな人
カフェや喫茶店、飲食店で紅茶を飲む人は、ほんとんが紅茶が好きな人でしょう。そうはいっても、紅茶が好きな人の中にも「結局的に紅茶が好きな人・紅茶を飲む人」と「消極的に紅茶が好きな人・紅茶を飲む人」がいると考えています。
順番が逆になりますが、消極的に紅茶が好き・消極的に紅茶を飲む人からお話します。
消極的に紅茶が好きな人
消極的に紅茶が好きな人・消極的に紅茶を飲む人に多いのが、コーヒーやお酒を飲まないから紅茶を飲む人です。
積極的に紅茶を選んでいるのではなく「コーヒーを飲まないから紅茶」のような消去法で紅茶を飲んでいる人が多いですね。
このような人は、コーヒーの味の濃さや強さ、苦味などが苦手なケースが多いので、紅茶も同じように味の濃さや渋味などを苦手に感じる傾向にあります。特にコーヒーやお酒が苦手、飲まない、のではなく「飲めない人」に多いと思います。
マイルドで飲みやすい味わいを好む人が多いと考えられます。美味しい美味しくない、上質低質だけの判断ではないんですね。
紅茶の好みは、個性があるものや味わい豊かなものよりもマイルドで飲みやすい無難系を好む傾向にあります。
当店ティークラブの紅茶でしたら「アッサム」か「ディンブラ」がおすすめです。場合によっては、やや軽めに抽出したほうがよいかもしれません。
考え方によっては、当店の紅茶ではなくて、もっとマイルドなブレンドティーで十分なのかもしれません。紅茶の仕入れ原価も落とすことができるでしょう。好みは分かれますが、人によってはフレーバーティーもよいと思います。
もちろん、コーヒーやお酒を飲まない人の中にも、紅茶がとても好きな人がいらっしゃいますよ。ごく一部ですが。そのような人は「積極的に紅茶が好きな人・紅茶を飲む人」になります。
積極的に紅茶が好きな人
積極的に紅茶が好きな人とは、決してマニアのことではありません。過度な紅茶通でもありません。
前述の消極的に紅茶が好きな人が消去法で紅茶を選んでいたり、無難や飲みやすさを優先してたりするのに対して、好きで紅茶を飲む人、美味しいを求めている人のことです。
普通に紅茶が好きな人達です。
紅茶しか飲まない人もいれば、コーヒーも紅茶も飲む人で気分によって選ぶ人もいるでしょう。
ここでいう積極的に紅茶が好きな人であれば、香りが豊かな紅茶、味わいが豊かな紅茶、味が濃い紅茶、茶葉の個性が活きた紅茶などが好まれるでしょう。ザックリといえば美味しい紅茶が好まれます。
当店ティークラブの紅茶なら、すべてOKでしょう。一部タイプが違うのは、積極的にフレーバーティーが好きな人です。残念ながらこのタイプの人とティークラブの紅茶は相性がよろしくありません。
お店のスタイルは関係ない
カフェ・喫茶店・レストランなどの職種によって紅茶のタイプが変わるとは思いません。ベーカリーカフェやスイーツカフェなどの同様です。お店のスタイルと選ぶ紅茶は関係ないですね。
たまに「うちは紅茶専門店じゃないから」という人がいますが、紅茶専門店だから、カフェだからという区別には意味がないと思います。お客様はそのような見方をしないはずだからです。紅茶専門店の紅茶には期待値が高いでしょうが、カフェの紅茶だからそこそこでよいとは思わないはずです。
美味しい紅茶を求めている人や積極的に紅茶が好きな人を喜ばせたいと思っている方
コーヒーにこだわるのだから、紅茶にもこだわりたいと思う方
美味しいフード・スイーツ・パンを食べてもらいたいから紅茶も美味しいものを提供したい方
は、当店ティークラブの紅茶が合うと思います。
現実にも、当店の紅茶を扱っていただいてお店は、スペシャルティーコーヒーを提供するお店が多いです。上質なパンやスイーツを作られるお店、こだわりを持って美味しいものを作られるお店が多いです。
また、セルフでやられているお店でも当店の紅茶を使っていただいているお店もあります。美味しいものを提供したいのか?、美味しいものを求めるお客様を喜ばせたいのか?がポイントだと思います。
業務用紅茶を仕入れられるところはいくらでもあります。当店より無難な紅茶、条件のよい業者はたくさんあるはずです。
好きなことを仕事にした方、美味しいものが好きな方、美味しいものでお客様を喜ばせたい方は、ご検討・お付き合いをいただければ嬉しいです。