カフェの紅茶、一人分の分量は?

以前に、カフェの紅茶「ティーカップで提供する?」or「ティーポットで提供する?」という投稿をしました。似たような内容ですが、違う切り口で紹介します。
紅茶は1ティーポットが一人分
紅茶は1ティーポット(ティーカップ2~3杯分)が一人分。カフェとか家庭とかは関係なく、一人分の分量の目安です。
一般的には茶葉4~6gに対して湯量300~360ccくらいで抽出します。

コーヒーのカップ一杯(150cc)に引っ張られている人が多い
- コーヒー:約150ccが一人分
- エスプレッソ:約30ccが一人分
- 紅茶:約300ccが一人分
コーヒー一杯の分量は約150cc程度。コーヒーカップ一杯分ですね。
このイメージに引っ張られている人が多いようです。
コーヒーもエスプレッソもカフェオレも紅茶も同じような分量を適正と考えるんですね。
この考え方、カフェの入り口がスタバの世代は少ないのですが、昭和の喫茶店に行った世代には多いと感じます。

飲まない人は意識しない
「エスプレッソは少なすぎる・もの足りない」といったり、「なんであんなに少ないんだ!」「作り間違えたじゃないのか!」なんて怒っているがいます。また、「なんで紅茶は二杯もあるの!」と文句を言う人もいます。
このよう人は、日頃飲まない人が多いです。
カフェや飲食店のオーナーやこれから起業する人でも日頃、紅茶を飲まない人は多いです。飲んだことがない人もいたりします。
「自分が飲まないから、飲まない人の気持ちが分かる。」のように言う人います。確かに意見は正しい。けれども、飲まない人はお店で紅茶を頼みませんからね。
かといって、好きな人にだけ合わせる必要ないと思います。コーヒーも紅茶も飲む人、紅茶が好きなわけではないけどコーヒーが飲めないから紅茶を飲む人もいます。いろいろな人がいますが「紅茶を飲む人」「紅茶を頼む人」に目を向けたほうがよいのではないでしょうか。

お店の適正分量はお店が決めてよい
紅茶は1ティーポット(ティーカップ2~3杯分:300cc程度)が一人分といいましたが、お店で提供する紅茶の分量はお店が決めればいいことです。
今までの話と少し矛盾しますが、オーナーにキチンとした考えがあるのなら、お店のコンセプトに応じて考えましょう。
紅茶一人分・100cc・小さなグラスで提供する
紅茶一人分・500cc・大きなティーポット&ティーカップで提供する
紅茶一人分・300cc・大きなマグカップで提供する
すべてOKです。
オーナーが考えてやることは正解です。邪道も王道もありません。
その一方で、コンセプトやターゲットがハッキリしない人は迷うのでしょう。
迷っているのであれば、紅茶一人分は「1ティーポット(ティーカップ2~3杯分:300cc程度)」をおすすめします。
コンセプトやターゲットを先に決めたほうがよいと思いますが…。
