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業務用紅茶の抽出技術について

紅茶の抽出技術のプロはいない

紅茶は同じ茶葉を使い、同じいれ方をすれば、誰がいれてもほぼ同じ味になります。抽出技術の差はありません。というよりも紅茶の抽出技術なんてないのです。

湯を注ぐだけですからね。
注ぎ方のテクニックはいりません。

対してコーヒーは?同じコーヒー豆を使い、同じ淹れ方をしても抽出技術の差で味が変わります。言ってみれば技術職ですからね。コーヒーの抽出は。それでも、コーヒーも「豆>抽出技術」ではあると思いますが…。

料理、ケーキ、パンはいうまでもなく、同じレシピでも調理技術の差が味の差につながりますよね。

だから、コーヒーのバリスタやケーキのパティシエ、料理人は、職業として成り立つけど、紅茶抽出のプロはいないのです。紅茶のブレンダー、紅茶を売る人や教える人はいるけど、紅茶の抽出技術を職業としている人はいません。

ですから、あなたも必ず美味しい紅茶をいれることができます。紅茶に慣れていない方も安心してください。

紅茶の抽出技術とは?

「紅茶のいれ方」「抽出技術」は、基本を守る。ただただ、それだけです。

基本以上の技術やテクニックはありません。茶葉に湯を注いで、蒸らすだけですから。コーヒーみたいに「湯の注ぎ方で味が変わる」ことはありません。

なぜ、お店によって紅茶の味の差があるのでしょうか?

「茶葉の質の差」と「基本を守るか、守らないかの差」です。付け加えると「分量を間違えない」。これは当たり前のことですよね。分量を間違えれば味が変わる。それは仕方ありません。

茶葉の質

茶葉に関して、私は当店の紅茶がよいと思っているので当然当店の紅茶をおすすめします。

しかし、紅茶の味は、お店のコンセプトや店主の好みの差もあるので、一概にどれがよいとは言えません。「味<<価格」も間違いではありません。。何を選ぶかは、あなた次第…。自分がよいと思う茶葉をお選びください。

基本を守る

紅茶をいれるには特別な技術は必要はありません。基本を守れば誰でも美味しい紅茶はいれられます。

しかし、残念ながら、「面倒くさい」「スタッフがやらない」などと言う人がいるんですね。その人の店なので、私にとやかく言う権利はありません。やらない人は仕方ないですね。

もちろん、あなたのお店ですから、100%当店と同じにやらなくてOKです。

お店の状況ややりたい方法もあるでしょう。基本を習得したのちに、自分の都合を優先するのではなく、お客様のためにプラスになるように工夫していただければ嬉しいです。

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