カフェの紅茶メニューの「メニュー表記について」
2021.05.04

カフェの紅茶のメニューの表記の仕方に正解があるわけでありませんが、いくつかの例を挙げておすすめを紹介します。
なお、あなたの店は「紅茶を売ることが目的ではない」のは十分に承知しております。それでも、「紅茶がよく出るには」の視点で、うまくいっているお店やそれ程でもないお店の状況などを考え併せて、お話します。
目次
茶葉の名前を出すのがよいわけではない
具体的な例を紹介する前に、グランドメニューの紅茶のメニュー表記は、「茶葉の種類ごとの名前を表記する」を一般的、または、よいことだと考える人が多いようです。
また、美味しい紅茶を出すのなら「茶葉名を表記したほうがよいのでは?」「茶葉の種類を選べるようにしたい」と考える方がいらっしゃいます。
間違いではありませんが、私はこの意見に懐疑的な見方をしています。
なぜなら、紅茶が好きな人でも、茶葉の種類まで詳しい人は少ないからです。
美味しい紅茶が飲みたいと思っていたとしても、茶葉の種類の特長までは詳しい人は多くありません。当店は一般のお客様に小売り用の紅茶を販売していますが、紅茶の種類や茶葉名にまで詳しい人は思いのほか多くないのです。
紅茶専門店行く人でも戸惑っている
私が普通にお客さんとして紅茶専門店や紅茶が多いカフェに行った時にも、周囲のお客様から
「種類が多すぎてわからない…」
「どれを選べばいいの…」
という戸惑いの声を何度も聞いたことがあります。
紅茶専門店に行く人ですら、戸惑う人がいるのです。カフェやレストランなら尚更です。
もちろん、茶葉に詳しい人もいるし、選ぶのが楽しい人も中にはいるでしょう…。なので、茶葉名を表記することを否定はしませんが、安易に「茶葉名を表記する方法がよい」と考えないほうがよいと思います。
前置きが長くなりましたが、いくつかの例を紹介しますね。

カフェや飲食店で紅茶を提供する時の紅茶のメニュー表記例
- 紅茶と表記する
- ストレートティー・ミルクティー・アイスティーと表記する
- 茶葉名を表記する.1
- 茶葉名を表記する.2
- 茶葉名を表記する.3
- ストレートティー=茶葉名を表記・ミルクティー・アイスティーと表記する
紅茶と表記する
- 紅茶・・・(価格)
- アイスティー・・・(価格)
または
- 紅茶(ホットorアイス)・・・(価格)
【メニュー例】
ドリップコーヒー中煎り・・・価格
ドリップコーヒー深煎り・・・価格
カフェオーレ・・・価格
カフェモカ・・・価格
紅茶・・・価格
ドリップコーヒー中煎り・・・価格
ドリップコーヒー深煎り・・・価格
カフェオーレ・・・価格
カフェモカ・・・価格
紅茶・・・価格
アイスコーヒー・・・価格
アイスカフェオーレ・・・価格
アイスカフェモカ・・・価格
アイスティー・・・価格
ジンジャーエール・・・価格
茶葉名は表記しません。
茶葉は、一種類でも数種類扱っても構いません。
茶葉の種類は、決めておいてもいいし、流動的でも構いません。
日替わりや月替わりでおすすめの茶葉を出すのも一案です。
接客力や対応力があるのなら、お客様によって茶葉をかえるなどのやり方も考えられます。
一見ショボいメニューのように見えるかもしれませんが、このようなメニューのカフェは売れている傾向にあると感じます。
ストレートティー・ミルクティー・アイスティーと表記する
- ストレートティー・・・(価格)
- ミルクティー・・・(価格)
- アイスティー・・・(価格)
- アイスミルクティー・・・(価格)※なくてもよい
茶葉名は表記しません。
茶葉は、一種類でも数種類扱っても構いません。
茶葉の種類は、決めておいてもいいし、流動的でも構いません。
日替わりや月替わりでおすすめの茶葉を出すのも一案です。
接客力や対応力があるのなら、お客様によって茶葉をかえるなどのやり方も考えられます。
このメニューの場合、「厨房で抽出し、茶葉を濾してから提供する方法」がおすすめです。
ミルクティーは、茶葉量をストレートティーに比べ1.5~2倍に増やし濃い紅茶にし、ミルクはたっぷり添える。価格をストレートティーに比べ高くすることをおすすめします。
このメニューも一見ショボいメニューのように見えるかもしれません。このようなメニューのカフェは紅茶がよく出る傾向にあります。
茶葉名を表記する.1
- ダージリン(ホットorアイス)・・・(価格)
- アッサム(ホットorアイス)・・・(価格)
- ディンブラ(ホットorアイス)・・・(価格)
- アールグレイ(ホットorアイス)・・・(価格) etc…
茶葉の種類は自由。一例です。
それぞれの茶葉でHot、Ice を提供する方法。
※あまりおすすめしません
茶葉名を表記する.2
- アッサム
ストレート・・・(価格)
ミルクティー・・・(価格)
アイスティー(価格) - アールグレイ
ストレート・・・(価格)
ミルクティー・・・(価格)
アイスティー(価格)
茶葉の種類は自由。一例です。このタイプのメニューにするときは、茶葉の種類は2種類くらいがよいと思います。★おすすめ
茶葉名を表記する.3
- ダージリン・・・(価格)
- アッサム・・・(価格)
- ディンブラ・・・(価格)
- アールグレイ・・・(価格) etc…
- アイスティー(アールグレイ)・・・(価格)
茶葉の種類は自由。一例です。
茶葉表記したものはHotのみ、ストレートorミルク。
アイスティーを別にする方法。
ストレートティー=茶葉名を表記・ミルクティー・アイスティーと表記する
- ストレートティー
ダージリン・・・(価格)
ディンブラ・・・(価格)
アールグレイ・・・(価格) - ミルクティー・・・(価格)
- アイスティー・・・(価格)
- アイスミルクティー・・・(価格)
一つ前の「茶葉名を表記する.3」のミルクティーを別メニューとしてプラスしたもの。
茶葉の種類は自由。一例です。
茶葉の種類は、決めておいてもいいし、流動的でもよい。日替わりや月替わりでおすすめの茶葉を出すのも一案。
このメニューの場合、「厨房で抽出し、茶葉を濾してから提供する方法」がおすすめです。
ミルクティーは、Tea with Milk。茶葉量をストレートティーに比べ1.5~2倍に増やし濃い紅茶にし、ミルクはたっぷり添える。または、ロイヤルミルクティー=チャイ。価格をストレートティーに比べ高くすることをおすすめします。
ロイヤルミルクティー=チャイをやるか?アイスミルクティーをやるか?は、店によります。
オペレーションが複雑になりますが、魅力的なメニューだと思います。
どのような紅茶のメニュー表記がよいのか?
結局のところ、どのような紅茶のメニュー表記がよいのかは、あなたのカフェの見込み客とコンセプトによります。
どのようなお客様に来店して欲しいのか?お客様のHAPPYのために何をやっているか?に合わせて考えてください。
あなたが迷っているとしたら、おそらく紅茶にあまり詳しくないのでしょう。だとしたら、茶葉名表記はおすすめしません。意外に思うかもしれませんが、茶葉名を表記していないカフェの紅茶が案外よく出ていたりするのです。「茶葉名を表記する=本格的」=「紅茶がよく出る」というわけではないのが現実です。
茶葉名を表記するにしても2~3種類までがおすすめです。
