美味しい紅茶のいれ方6「蒸らす」
カフェや喫茶店、飲食店に紅茶専門店ティークラブがおすすめする『美味しい紅茶のいれ方のセブンルール』。ルール6「蒸らす」を紹介します。
紅茶は、蒸らす(抽出時間をおく)ことで旨みなどを抽出します。茶葉に応じた蒸らし時間をおきましょう。
お店の場合はお客様への提供の仕方によって対応が変わるため、「ルール6蒸らす」と「ルール7濃さを整え、注ぐ」をセットで考える必要があります。
紅茶(ストレートティー)のいれ方の復習
1.汲み立ての新鮮な水を沸かす
2.ティーポットを温め、計量した茶葉を入れ、沸かしたての湯を注ぐ
3-1.蒸らし時間を置く(ルール6)
ティーポットの中を軽く混ぜ(ルール7)、温めた別のティーポットに茶葉を濾しながら移し替える
客席に運び、お客様の前でスタッフが1杯目を注ぐ
茶葉を抜いた紅茶が入ったティーポットをテーブルに残す
3-2.蒸らし時間を置く(ルール6)
ティーポットの中を軽く混ぜ(ルール7)、客席に運び、お客様の前でスタッフが1杯目を注ぐ
茶葉が入ったティーポットをテーブルに残す
3-3.湯を注いだらすぐに、砂時計、ティーカップなどと一緒にお客さまに提供する
お客さまが砂時計などで蒸らし時間をみて、お客様が紅茶を注ぐ
キッチンで蒸らす・客席で蒸らす
「3-1」と「3-2」は、お店側(キッチンやパントリー、カウンター内など)で蒸らし時間をおきます。
「3-3」は、客席で蒸らし時間をおきます。蒸らしをお客様に委ねることになります。
「3-1」と「3-2」は、蒸らし時間を計ることで、レシピ通りの紅茶が提供できます。
「3-3」は蒸らし時間がお客様まかせになってしまいます。接客やテーブル上の案内などによって多少カバーはできますが、お客様次第で紅茶の味が変わってしまいます。
「3-1」「3-2」は店側の作業が多くなり、「3-3」はお客様のやることが増えます。
蒸らし(抽出)時間の目安
- フルリーフ(ホールリーフ):葉の形状が残る茶葉:4~5分
- ブロークン:細かくカットした茶葉:3分
- ダージリン(フルリーフ)
- 4~5分