ティーポットを片手で扱う理由
紅茶を注ぐ時にティーポットを片手で扱うのには理由があります。
片手にティーポット、片手に茶漉しを持つからです。
ティーポットは一般的に右手で扱います。そして、左手には茶漉しを持つ役目があるのです。
ティーポットを片手(右手)で扱うのは、マナー以前に必然です。左手は茶漉しを持つのですから、ティーポットの蓋を持つことはできないからです。
急須は蓋をおさえ両手で注ぐ
急須で日本茶をいれる時は、右手で急須の持ち手を持ち、左手で蓋を抑えて注ぎます。それでOKです。
なぜなら、急須の蓋はおさえないと落ちるからです。
ということは…。そうなんです。ティーポットの蓋はおさえなくても落ちないのです。
- よいティーポット:蓋が落ちない
- 機能的にイマイチなティーポット:蓋が落ちる
蓋が落ちるティーポットを使う場合は、やむを得ず蓋をおさましょう。蓋を落としてはいけませんからね。そして、茶漉しをカップにやむを得ずのせることになります。
茶漉しの正しい使い方は、手に持って使う。カップにのせるのは本来の姿ではありません。
よいティーポットを正しく使えば蓋は落ちない
繰り返しますが、よいティーポットを正しく使えばティーポットの蓋は落ちません。なので、左手をティーポットの蓋に添えなくても大丈夫。
ティーポットの中には、ティーマナーを知らずに作られているものもあります。意外と多いです。そのようなものはほとんどが蓋が落ちます。
また、よいティーポットであっても、使い方を間違えれば蓋は落ちます。
よいティーポットを正しく使えば、右手にティーポット、左手に茶漉しが成立します。堂々と片手で扱いましょう。マナー違反ではありませんからね。
茶漉しを使わない場合も片手で
茶漉しを使わない場合も蓋に手を添えないでティーポットは片手で扱いましょう。その方がジェントルです。ティーポットを両手で扱うのはマナー違反とはいいませんが、所作がスマートではありません。急須風になるからです。可能であれば、片手で扱いましょう。
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