コクがあり、渋くない。マイルドな「チャイ」を作る3つのポイント

コクがあり、渋くない。マイルドな「チャイ」を作る3つのポイント

コクがあり、渋くない。マイルドな「チャイ」を作る3つのポイント

  1. 茶葉はアッサムCTC
  2. 牛乳は成分無調整
  3. 水と牛乳で煮出す

茶葉はアッサムCTC

アッサムCTCは、紅茶の味が濃くコクがあり、渋みが少ない茶葉です。

「コクがない茶葉を使えば、コクがないチャイになるし」「渋みが強い茶葉を使えば、渋みが強いチャイになります。」紅茶ってそういうものです。

「渋みが強い茶葉だからミルクで煮出して、渋みを和らげる」という考えは、間違いではないけど、賛同はしません。渋みがなくコクがある茶葉を使えば、簡単に美味しいチャイになるからです。渋くて飲めない茶葉を消費するためにそうするのはアリですが、それは別の問題です。

なお、アッサム茶葉の中でもリーフタイプではなく、丸い粒々のCTCがむきます。

茶葉はアッサムCTC

牛乳は成分無調整

牛乳は成分無調整のものをお使いください。

低脂肪乳、高脂肪乳などの加工乳とロングライフ牛乳はおすすめしません。全ての商品を試したわけではありませんが、今のところ何度試しても、どのメーカーのものを使ってもイマイチです。

ただし、成分無調整の牛乳に関しては、どのメーカーやどの銘柄がよいとはいい切れません。何度も試し、お客様にも意見を聞いたのですが、人によってさまざまだからです。「個人的には、この牛乳。」はありますが、他者の意見を合わせて考えると好みの範疇かなと思っています。

なお、「低温殺菌牛乳が絶対的によい」なんてことはまったくありません。

ミルクティーのミルクは、実は、案外個人差があり、好みによるという感じです。いくつかの牛乳を試してみて好みの牛乳をお選びください。

牛乳は、成分無調整

水と牛乳で煮出す

「チャイは牛乳だけで煮る」と思っている人がいますが、牛乳だけで煮出すと紅茶の旨みが出にくくなります。水を入れないと「紅茶風味の牛乳」になりやすい。紅茶が好きな人ほど水を入れたほうがよいです。

作る手軽さ、味の安定、まろやかさの点で水と牛乳を沸かし、茶葉を煮出す作り方をおすすめします。水を加えることで沸点が上がるというメリットもあります。

水と牛乳の比率

当店では、【水=150cc:牛乳=250cc:茶葉=10g】をおすすめしています。

紅茶の風味やコク、ミルクの風味やコクのバランスがよく、まろやかな味わいのチャイができます。イングリッシュタイプのTea wihh Milkよりも牛乳強めのミルクティーになります。

紅茶が強めの味が好きな方は【水=150cc:牛乳=150cc:茶葉=8g】を試してみてください。こちらが好きな人も多いと思います。

水と牛乳の比率は、【水:1対牛乳:1】~【水:1対牛乳:2】の範囲がおすすめ。

牛乳の比率が高くなるほどに茶葉の量を増やしてください。茶葉を増やさないと紅茶の風味が弱まります。

牛乳が増えるほどコクが出ると思うのは勘違いで、牛乳が増えるほどまろやかになります。牛乳が増えるほど「紅茶風味の牛乳」に近づきますから、紅茶好きな人ほど牛乳を増やしすぎないほうがよいです。

紅茶の風味がしっかりとあり、コクがあるけどマイルド。これがティークラブがおすすめチャイ。

一般的なチャイのイメージよりも上品で紅茶とミルクの甘みのあるチャイになっています。

もしかしたら、チャイというよりもロイヤルミルクティーと言ったほうが相応しいのかもしれません。

美味しいチャイを飲むと「元気になる」とたくさんの声を聞きます。作り方は、とても簡単なので、ぜひ作ってみてください。

コクがあり、渋くない。マイルドな「チャイ」を作る3つのポイント

  • 茶葉はアッサムCTC
  • 牛乳は成分無調整
  • 水と牛乳で煮出す

コクがあり、渋くない。マイルドな「チャイ」を作るもの

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