「ティーカップの美しい持ち方」「紅茶の美しい飲み方」とちょっとしたマナーを紹介しますね。
ティーカップのハンドル(持ち手)に指を通さず、つまむように持つ。
ティーカップのハンドルに指を通さないで、ハンドル(持ち手)をつまむように持つ。これがティーカップの美しい持ち方です。
この持ち方をしても自分では何も感じないかもしれません。しかし、「相手から見て美しいのです。」とても上品でエレガント。高感度アップ間違いなしです。
若いうちは「不作法がカッコいい」なんて感覚もあるでしょう。正直、私だってそんなことを思ったりもしました…(苦笑)。けれども…年頃の女性や大人になったらエレガントにお茶を嗜みませんか。
ティーカップの持ち方のコツ
ティーカップの持ち方は、人差し指、中指、親指の三本でハンドルをつまんで持ち、他の二本の指は添えつつ支えようにしてください。
男性や若い女性は三本指だけで持てますが、力の弱い女性は三本の指だけでつまもうとすると持ちにくいかもしれません。その時は他の二本も使い五本の指全部を使って持つイメージで持ってみてください。
慣れないうちは持ちにくいようでしたら、指をガッツリ入れるのではなくて、少し入れるくらいにして持ってみてくださいね。
注意して欲しいのは、ティーカップのハンドルの上に親指ががっつり出ないように注意してください。「親指を上に出さない」「親指でハンドルの上を押さえるように持たない」を意識すれば、少しくらい指が入っても見た目の美しさは損なわれません。
美しい持ち方は難しい?
この持ち方を教えた時、男性と若い女性はすぐにできようになります。指に力あり、やってみようと思うからです。
しかしながら、それなりの年齢の女性はできなかったりするんですね。指の力が弱っているのと「やらなくて良い」と思っているからです。よろしくない開き直りがあると感じます。
力が弱い女性は、慣れないうちは持ちにくいかもしれません。そして、やりにくさで緊張するかもしれません。
安心してください。
慣れてしまえば大丈夫。今までできなかった人は、ほとんどいませんから。お子さまでも練習すればできました。大人の方には頑張っていただきたいです。
ただし、70代以上くらいになると、ほんとうに力が弱っているので難しいですね。無理しなくてもいいですよ。
質の良いカップは持ちやすい
質の良いカップはバランスが整っているので持ちやすい。というか、そのように作られています。だから、美しく持つのが容易なのです。
ティーカップを買う時点で見た目のイメージだけ判断せず「持ちやすいカップなのか」を考えて買うことおすすめします。
雑貨屋やインテリアショップなどで売っているカップやカフェで使っているカップなど「一見、雰囲気の良いティーカップ」は持ちにくいものが多いですね。持ちやすさや使いやすさを考えて作られていないものがあるからです。もちろん、良い品もありますよ。良い品もあるのですが、イメージ先行の商品もあるのです。
持ちにくい場合は、無理をしなくてもいいです。紅茶をこぼしたちゃいけませんし、最悪ティーカップを落としたら大惨事ですからね…。
指を入れるのはマナー違反?
指を入れてカップを持つのは「マナー違反」という人がいますが、それは言い過ぎかなぁと思います。
何を持って「マナー違反なのか?」によりますが、箸の持ち方や茶碗の持ち方が正しくないのをマナー違反というのなら、マナー違反でしょう。そういうレベルの話です。
私は、箸の持ち方が正しくなくてもマナー違反とまではいわないと思うので、ティーカップの持ち方もマナー違反ではないと考えています。
とはいえ、相手からの見た目が美しいのは確かなので、やったほうが良いですね。難しいことでもないですし。
「岸辺露伴は動かない」を今ごろになってみました。 この番組を見るためにamazonのNHKオンデマンドに加入したんですよね。そうまでしてみようと思ったのは「ある情報」を得たからです。 ある情報とは「紅茶の飲み方」「ティーカップの持ち方」のマナーに関することです。 「岸辺露伴...
諦めないで。大人の女性。
慣れないうちは難しいかもしれません。けれど、簡単に諦めないでください。慣れればできますから。箸より重たいものを持てないバブル世代の女性は難しいかもしれませんが(爆)
無理をしなくてもよいのは、バランスが悪く持ちにくいカップの場合と本当に非力な人の場合です。ペットボトルのキャップが開けられなくなった人は難しいかもしれませんね。
箸の持ち方だって、はじめはうまくできなくても、練習しても身につけますよね。同じことです。
「箸の持ち方くらい気にしないっしょー」って簡単に諦めませんよね。
ティーカップの持ち方も、一回、二回は難しいと思っても、諦めずにやってみください。慣れればできるようになりますから。
また、キチンとした場面だけやろうとするのは難しいです。常日頃からやっていれば、無意識にできるようになりますよ。
相手の気持ちは分からない。だから、キチンとしておきましょう。
マナーは相手が不快に感じなければ良い。
堅っ苦しく考えなくても良いと言います。
特に最近は、「自分がやりやすい方法で良い」という考えが広まっていると感じます。
はたして、そうでしょうか?
相手が不快に感じるかどうかは、相手にしか分からないですよね。だとしたら、キチンとしておいた方が良いのではないでしょうか。キチンとして不快に感じる人はいないのですから。
食事をした相手の茶碗や箸の持ち方、扱い方がきれいだったら好印象ですよね。逆に、食事の仕方がよろしくないと、イメージダウンなんてこともあると思うのです。
ティータイムも同じことです。
ティーカップの持ち方くらいで不快になる人はいないかもしれません。けれども、知っている人は気になるのです。おそらくよい印象は持たないでしょう。
きちんと美しいティーカップの持ち方をしていれば、あなた自身も美しく見えます。高感度が上がるかも?少なくても正しいことをして高感度が下がることはありません。
努力して練習しなければいけないほど難しいことではないので、ぜひやってみてください。