紅茶の賞味期限

紅茶の賞味期限

紅茶の賞味期限は、“未開封の場合” 商品に記載されている賞味期限の期日通りです。

3年後が表示してあれば、3年後が賞味期限。6か月が表示してあれば、6か月後が賞味期限です。繰り返しますが、【未開封の場合に限る】のでご注意ください。

開封後の賞味期限

紅茶の開封後の賞味期限や消費期限は決まっていません。

これが少々厄介なところなんですね。生モノのように腐るわけではないし、コーヒーのように短期間で劣化するわけではありません。意外と判断が難しいです。

ティークラブでは、『風味良く飲める』という官能的な判断によって、『開封したら1か月を目安』に考えています。

そうはいっても個人の判断によるものなので、開封後3か月経っても一年経っても飲めると思う人は飲んでも構いません。

紅茶の風味は一日、一日抜けていく

紅茶の風味は、開封後、一日、一日抜けていきます。ですが、一日後、また一日後の紅茶の風味の差には、ほとんどの人が気付きません。一般人の味覚は、そんなに繊細ではありませんから…。

頻繁に飲む人は、紅茶の風味の劣化には、気付きにくい(気付かない)かもしれません。

しかし、開封後3~4週間経ったものと新しく開封したものを比べると分かります。極端な差でありませんが風味が弱まっています。なので、風味が落ちないうちに、なるべく早めに飲み切ることをおすすめします。

美味しく飲みたいと思って買った紅茶ですから、美味しいうちに飲まないともったいないですよ。

紅茶の賞味期限が過ぎた紅茶、開封後時間の経った紅茶は飲めないのか?

高温多湿を避け保存したものであれば多くの場合飲めます。湿気を吸ってしまったり、最悪カビが生えたりしていなければ、大きな問題はありません。美味しいかは別として…。

実は、私は賞味期限の過ぎた紅茶を飲むことがあります。品質の保持のため保管してたり、飲み忘れて時間が経ってしまったものがあったりするからです。賞味期限直後のこともあれば、中には2~3年過ぎてから飲むこともあるのです。

賞味期限を過ぎた紅茶、開封後時間の経った紅茶の味

味だけをみれば極端に劣るとは思えません。比べたら分かるにしても案外微差。悪くなっているのではなく、少し弱くなって感じです。

しかし、香りは飛んでいて弱くなっています。

つまり、賞味期限切れや開封後時間が経った紅茶は、香りが抜けている、香りは弱くなっているけど、味は極端に抜けているわけではない。「香りの弱さに目をつぶれば、それなりに飲むことができる」とも考えられますし、「香りは紅茶の命ともいえるから、香りが弱まっているのは致命的」ともいえます。

ミルクティーのように「香り<<味」「香り<<コク」の飲み方をすれば、期限をすぎた紅茶でもそれなりに飲むことができるでしょう。

美味しいうちに飲みましょう

紅茶にとって『香りは命』といっても良いくらいに重要な要素です。

コーヒーや緑茶などと違って、開封後時間が経っても飲むことができますが、美味しく飲むという面では、早めに飲んだほうがよいです。折角買った紅茶ですから、風味の良いうちにお召し上がりください。

“もったいない”と言って飲むのを惜しむ人がいますが、飲まないうちに風味が落ちるのが、一番もったいないことではないでしょうか。

関連するページ

  1. 紅茶のいれ方の真髄

    紅茶のいれ方の真髄

  2. 紅茶と砂糖のランデブー

  3. 紅茶のジャンピングが起こるしくみ

    紅茶のジャンピングが起こるしくみ

紅茶専門店ティークラブ

ティークラブは、テレビラジオ雑誌新聞小冊子などさまざまなメディアに取り上げられました。
メディア掲載
出版書籍
出版書籍
サイト運営者

堀内芳昌
紅茶専門店ティークラブ堀内芳昌
日々の暮らしの中で良質な紅茶を気軽に楽しんで欲しいと思っています。
忙しい日々の暮らしの中で「一杯の紅茶に癒される」「一杯の紅茶でHAPYYなる」こんな人が増えることを願っています。