紅茶と砂糖のランデブー

紅茶と砂糖のランデブー

今日は、紅茶の「相棒」砂糖のお話です。

あなたは、紅茶に砂糖を入れますか?

入れる人、入れない人、どちらもいると思います。  

「ストレートティーには、砂糖を入れるけど、ミルクティーには入れない」人がいたり、「その逆」がいたり…

紅茶は嗜好品なので、砂糖を入れる、入れないの正解はありません。

「好み」でOK。ですが、、、

紅茶は砂糖を入れる飲み物

紅茶は、元々砂糖を入れて飲む、飲み物です。(でした。)

紅茶の文化はイギリスで確立されたもの。

その昔、紅茶はとても高価なもので、貴族や上流階級の飲み物でした。

そして、砂糖も同じく高価なもの。

砂糖を入れた紅茶は、上流の人しか飲むことができませんでした。上流階級の「ステイタスシンボル」のようなもの。

中でも、真っ白で、真四角の角砂糖は、贅沢この上ないもの。紅茶に角砂糖を入れて飲むことは、英国貴族のシンボル。

その後、紅茶や砂糖の価格が下がり庶民の手の届くものになった頃には、一般庶民や工場労働者のカロリー源として、砂糖入りの紅茶は重宝しました。

つまり、上流階級にとってもジェントルマンにとっても、労働者にとっても「砂糖を入れた紅茶」は、特別な存在だったわけです。

現代においては、糖分の摂り過ぎは肥満や糖尿病などの原因にもなるわけで、よろしくないのですが、今でも英国紅茶に砂糖が欠かせないのは、このような背景があるからでしょう。

余談ですが、英国紳士を気取る・相棒の杉下右京氏が紅茶に角砂糖を入れて飲むのは当然なのです。

ストレートは砂糖なし、ミルクティーは砂糖入り

ティークラブは、英国紅茶というわけではないので、砂糖と入れるか入れないかは、お好み次第。ご自由にどうぞ…なのですが、

「ストレートティーは、砂糖を入れない」つまり、何も入れないで飲むのがおすすめ。

「ミルクティーは砂糖を加える」のがおすすめです。好みですけどね…。

さらに余談ですが…

イギリス風、イギリス式などを名乗るティールームやカフェ、英国式アフタヌーンティーやクリームティーを出すお店は、真っ白で直線12個集めた角砂糖が雰囲気…。せめて、シュガーボウルに入ったグラニュー糖。

フランス風のごつごつしたキューブシュガーやスティックシュガーが出てきたら…、そのお店、上っ面だけかも…。もちろん、フランス風とか、別のコンセプトならいいんですよ。イギリス風をうたっているのに…ですからね。

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