「水出しアイスティー」と「熱湯抽出→急冷式のアイスティー」の比較。その1アールグレイ編

「水出しアイスティー」と「熱湯抽出→急冷式アイスティー」の比較

「水出し(冷水抽出)のアイスティー」と「熱湯抽出→急冷式のアイスティー」を比べてみました。

抽出条件
冷水抽出を2種類と熱湯抽出を1種類、以下の条件で作りました。
  • アールグレイ茶葉 5g:水 300ml/抽出時間16時間
  • アールグレイ茶葉 6g:水 300ml/抽出時間16時間
  • アールグレイ茶葉 6g:湯 300ml+氷135g/抽出時間2分

水色の違い

茶葉5gと茶葉6gの水出しは、茶葉を濾す前には違いがありましたが、グラスに移すと大きな差を感じませんでした。大きなグラスに全量を移し替えたら違いが分かりやすかったのかもしれません。

水出し紅茶

水出しと熱湯抽出の差は、一目瞭然。熱湯抽出はアイスティーらしい色ですが、水出しは色合いが浅いですね。

水出しと熱湯抽出の水色の違い

香りの違い・味の違い

・飲む前の香り
グラスに鼻を近づけて感じる香りは、大差がありませんでした。冷たい紅茶なので、どれも香りが弱いです。

・飲んで感じる香り
アールグレイの香料ベルガモットの香りはどれも同じような感じで、それなりにします。熱湯抽出は紅茶の香りを感じますが、水出しは紅茶の香りが弱いです。

・味
紅茶らしい味わい、アイスティーらしい味わいがあるのは、熱湯抽出です。水出しは、悪くはありませんが味わいが軽いです。水色のイメージ通りの印象です。

水出し5gと水出し6gの差は、強く意識しないと分からないくらいでした。思ったほど差がなかったというのが正直な感想です。

「水出しアイスティー」と「熱湯抽出→急冷式アイスティー」の比較

ミルクティー

ミルクティーにしてみました。ストレートで味をみた後の紅茶にミルクを少量加えました。

水出しはナシです。絶望的に水っぽいですね。

熱湯抽出のアイスティーもアールグレイに牛乳だけを加えたのは、それほどよくはありません。(※甘みを加えれば普通に美味しい)決して悪くはありませんが、ストレートのほうが向いていますね。理由があるのですが、ここでは割愛します。

アイスミルクティーの比較

今回の感想

今回、初めて同時に作って比較をしてみました。

水出しアイスティー(冷水抽出)と熱湯抽出→急冷式アイスティーは「想像以上に違う」。別々に作って、別々に飲んでいた時よりも差を感じました。

同時に思ったのが、アールグレイは水出しがイマイチということですね。過去に何度か作ったことがありますが、今まではベルガモットの香りがするので、アールグレイは水出しにむくと思っていました。

ところが、熱湯抽出と比較すると香料ばかりが目立ってしまい紅茶が弱いんですよね。香料がマイナスになっていると思いました。アールグレイは、熱湯抽出が断然おすすめです。

なお、アールグレイで比較したのはイマイチでしたね。香料の影響でやや分かりにくくなってしまいました。なので、他の紅茶でも試してみます。

今までダージリンシーズンティー、ピュアダージリン、アッサム、ディンブラ、ウバ、アールグレイの水出しを作っています。ダージリンシーズンティー、ピュアダージリン、ウバは、水出しが結構いいんです。同時に作って比較はしていませんが…。

次回は、アッサムで比較をしてみます。アールグレイとアッサムで試してみれば、概ね感じがつかめるでしょう。アールグレイと大差なければ、このページに追記して、意外と違ったり新発見があったりすれば、新しい記事を書きます。

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