紅茶一人分の分量に絶対的な決まりはありませんが、紅茶好きな人が考える適正量は「300㏄以上」です。
一人分=1カップ分=150ccと考える人が一定数いますが、コーヒー1杯の約150ccが一人分という思い込みがあるからです。紅茶があまり好きではない人に多いですね。
エスプレッソは30cc、紅茶は300㏄
エスプレッソは30cc
コーヒーは150cc
カフェオーレは200~250ccくらいが一人分の適正量
紅茶は300cc(~350㏄)が一人分の適正量です。
コーヒーの旨みの固まりであるエスプレッソは、25~30ccがもっとも美味しい量。たくさん抽出したら美味しくなるし、なによりダサイです。具体的な話をすると長くなるので今回は省略します。
コーヒー味がっしっかりしているから150㏄。しかし、アメリカンなどライトなコーヒーは200㏄程度などに量が増えたりもします。
味わいがライトな紅茶は、コーヒーよりも量を飲みたくなります。だから300㏄。
別の飲み物なのですから、同じに考えなければ答えは簡単。ビールはたっぷり飲むけど、ブランデーは少しずつ飲むのも同じことです。
紅茶はフードのお供。だから、量がたっぷり
紅茶は単独で飲んでも構わないのですが、コーヒーに比べるとフードと一緒に楽しむタイプの飲み物です。
パンやお菓子を食べる時に紅茶を飲めばティーカップ一杯の150ccでは足りません。紅茶を飲み慣れている人はほとんどの人が同意していただけるのではないでしょうか。
アフタヌーンティーのようにフードが多い時は、1ティーポット=300~350ccでは足りないので、3ポット分くらい飲む人が多いと思います。一方、食後の一杯や気分転換にキリっとした紅茶を一杯飲みたいなど、シーンによってはティーカップ一杯で満足ということもあります。
シーンによっては、一人分150ccで良い時や一人分600ccが良い時もあるでしょう。そういう時は臨機応変に考えて欲しいのですが、一般的には「紅茶は一人分300cc」だと考えるといれ方や楽しみ方などがスムーズにすすみ、味の面でも満足度が高いはずです。