セパレートティーとは?「セパレートティーの王様」

セパレートティーとは?「セパレートティーの王様」
※この記事は、過去記事の内容を2つを見直しまとめ加筆修正したものです。

セパレートティーとは?その名の通り2層に分かれた(セパレートした)アイスティーのことです。多くの人が知っているでしょう。昭和の頃から紅茶の書籍でも紹介されていましたね。古くからある超定番アレンジティーといえるでしょう。

そのセパレートティーに関して、ティークラブが20年以上前から言い続けているのは、『セパレートティーは、混ぜないでセパレートしたまま飲む。2層に分かれたまま飲む』ということです。

そして、『混ぜて飲むのなら、セパレートティーという名前でなくてもいいんじゃありませんか?』とも言ってきました。これに関しては、屁理屈といえばそうなのかしれないので、大きな意味ではありません。

何より重要なこと、それは

混ぜないで飲むのと、混ぜて飲むのは味がまったく違う

何より重要なのは
『混ぜないで飲むのと、混ぜて飲むのは味がまったく違う』
『混ぜないで飲むから美味しい』
ということです。

アレンジアイスティーのレシピによっては、2層に分けて仕上げ、混ぜて飲むのもアリです。組み合わせる材料や配合によっては混ぜて飲まないと美味しくないものもあります。

ですが、「紅茶と牛乳のアイスセパレートミルクティー」と「グレープフルーツ果汁の紅茶のセパレートティー」に関しては、混ぜないで飲むティークラブのレシピのほうが2層に作って混ぜて飲むより美味しいです。

だから、『セパレートティーは、混ぜないでセパレートしたまま飲む。2層に分かれたまま飲む』とお伝えしているのです。他との差別化や奇をてらってではありません。

当店がおすすめするセパレートティーを100人が飲んだら100人が絶賛することはないでしょう。嗜好品ですから、好みじゃない人もいるはずです。そもそも紅茶が苦手ない人もいますし、甘い紅茶が苦手な方もいますからね。

けれども、「混ぜないで飲む」と「混ぜて飲む」を比べたら「混ぜないで飲むセパレートティー」ほうが美味しいと思ってもらえる自信があります。過去に数百人という人に飲んでもらい、混ぜたほうが美味しいと言った人は一人もいないからです。

セパレートティーとは?「セパレートティーの王様」

ティークラブのセパレートティーのレシピ

セパレートティーのレシピは、『紅茶100・白みつ20・牛乳40』

まったく同じ配合で作っても、混ぜないで飲むのと、混ぜて飲むのでは、味が違います。さらに言うと、飲むグラスでも味が変わります。実は、グラスも重要。ロンググラスは×

飲めば分かります。
誰でもわかります。
しかし、残念ながら、飲まないと分からないんですね。

頭で考えたことと、現実は違うんです。

「同じ分量なんだから、混ぜても混ぜなくても同じでしょ」とか「お腹に入ればいっしょ」などと言う人がいますが、味覚として感じるのは違うんですよ。

なぜ、混ぜないで飲むと、美味しいのか?

セパレートティーを混ぜないで飲むと、なぜ美味しいのでしょうか?

素材の味が際立つからです。

混ぜないで飲むと、まずは「紅茶」と「ミルクorグレープフルーツ果汁」の味をはっきりと感じることができます。そして、口の中から喉を通っていく時に、混ざった味を味わうことができます。

混ぜてから飲むと、甘いミルクティーまたは甘いグレープルーツティーの味で、印象がボンヤリします。

ミルクティーが特に分かりやすくて、「混ぜると、甘過ぎるミルクティー」ですが「混ぜないとセパレートミルクティー?」甘いだけのミルクティーとは一味も二味も違う味わいになります。

また、甘さが違います。

まったく同じ分量なのに、甘さの感じ方が違ってくるのです。

セパレートティーとは?「セパレートティーの王様」

混ぜないで飲むと甘過ぎない

ティークラブのセパレートティーは、白みつを使う。これも甘過ぎない。甘さがくどくない理由ですが、これだけじゃありません。

当店のレシピで作ったセパレートティーを混ぜないで飲むと、素材の味が際立つため甘さが目立ちません。もちろん甘いのですが、嫌な甘みや甘ったるさを感じないんですね。

一方で、混ぜてしまうと紅茶やミルクなどの印象がぼやけて甘さが全面に出ます。

セパレートティーは甘過ぎるという人がいますが、それは混ぜるからなのです。素材の味がぼやけて、甘みが強調されるのです。

当店のセパレートティーを飲んだほとんどの人が、「甘味がよい」「想像以上の美味しさ」だといってくださいます。

セパレートティーとは?「セパレートティーの王様」

2層に作り、混ぜて飲むアイスティー

ちょっと話がそれますが、とにかく「2層に分かれたアイスティーを作ってみたい!」という人もいるかもしれません。

実は、私も数十年前の昭和の時代に作ったセパレートティー、はじめてセパレートティーを作った時は、「2層にすることが目的で味は二の次、三の次」でした。

紅茶の本に載っているキレイに2層に分かれたアイスティーを作ってみたかった!実のところ、「飲んでみたいよりも作ってみたい」だったと思います。

そんな方は、グレープフルーツ果汁が下で紅茶を上に浮かべた二層のアイスティーを作ってみてはいかがでしょうか?

ティークラブがおすすめする紅茶が下、ミルクorグレープフルーツ果汁が上のセパレートティーは、少しだけコツがいります。レシピ通りに作らないと失敗する可能性が大です。

けれど、グレープフルーツ果汁が下で紅茶が上のアイスティーは、コツも何もなくて誰でも簡単に作ることができます。甘さの調整も可能。無糖でもできちゃいます。3層だって簡単。

とりあえず2層に分かれたアイスティーを作ってみたい。キレイにセパレートした紅茶を作ってみたいという方は、こちらの方法を試してみてはいかがでしょうか。

「美味しいセパレートティーが飲みたい!」という方は、ティークラブのセパレートティーのレシピを試してみてください。

セパレートティー

紅茶を上にするのは簡単テクニックいらず。3層もできる。

考えるな!感じろ!

セパレートティーは、圧倒的に女性に好評をいただきます。男性でも好む方は多いのですが、女性の喜び方とはちょっと違いますね。

女性のほうが甘い物が好きで、男性は甘い物が苦手な人が多いのも理由の一つでしょう。けれど、それだけでないと私は考えています。

もちろん男性女性男女差の話をしているのではなくて、思考の話ですよ。男性女性問わず、論理優先(男性的な思考)の人にはウケにくいという話です。何を隠そう私もはじめはそうでした(苦笑)。男性的な思考のほうが頭で考えちゃう、というか「頭で答えまで出しちゃう」人が多いと思います。もちろん女性にもこういう人はいますが…。

私は、甘みが強いというだけで、美味しい、美味しくない以前にちょっと引いたんです。

飲んで甘い味が嫌なんじゃないんですよ。「甘いのが嫌」という思考が官能を上回るんですよね。配合を見れば糖分が多過ぎる。飲んで少しでも甘みが強いと嫌という感じですね。

実につまらない感覚だと思います。自分でいうのもなんですが…。

飲んで素直に美味しいと感じられる人のほうが断然素晴らしいです。「美味しいぃ!!」と声に出して伝える女性は素敵だと思います。もちろん男性も美味しい!って言えばいいんですが、“不器用ですから…”(古)

アレンジティーは、ベーシックな紅茶と違い毎日飲む人は少ないはずです。そして、1日に何杯も飲むものではありません。毎日何杯も飲んだら糖分摂りすぎです。それはやめましょう。

週末に飲む
ハレの日に飲む
お客さんが来た時に一緒に飲む
アレンジティーは、そんな飲み方が多いのではないでしょうか。だとしたら、理屈優先の甘さ控えはつまらないと思います。飲まない選択肢もあるのですから。

折角飲むのでしたら、気持ちを緩めて楽しく飲みましょう。美味しいセパレートティーを心から楽しみましょう。

アイスセパレートミルクティー

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