よいティーポットにはいくつかの条件がありますが、最も簡単によいティーポットかどうかを見分ける方法は
『紅茶を注ぐ時に蓋が落ちない』
です。
『蓋が落ちないティーポットを選ぶ』
ただし、この方法はティーポットを手に取って扱える時、つまり実店舗で買う時しか有効ではありません。ネットだと難しいですね。写真や動画があれば、ある程度は判断できますが、確実ではありません。
ティーポットは片手で扱う
紅茶を注ぐ時は、片手(右手)にティーポットを持ち、片手(左手)に茶漉しを持つのがオーソドックスなスタイルです。
ということは、ティーポットは必然的に片手で扱うことになりますよね。
「ティーポットは片手で扱う」このことを知っていれば、蓋が落ちるティーポットは作らないはずです。
蓋が落ちるティーポットを作るということは、作り手がティーポットの使い方を知らない、または正しい紅茶のいれ方を知らない可能性が高いです。
中には知ってはいるけどデザインを優先した商品もあるでしょう。デザインがよいのは素晴らしいのですが、ティーポットは日常に使う道具と考えた時に機能性が劣るのは不便です。
蓋が落ちない工夫
蓋にボディーに引っかける出っ張りを作り落ちないようにしているティーポットがあります。この方法が多いと思います。
ただし、注意が必要。
この方法「デザインだけ」の場合があります。引っかけがあるのに蓋が落ちるティーポットがあるのです。
なぜ、そうなのか?
作る人が意味を知らないからです。デザインだと思っているのでしょう。この例のように蓋が落ちるティーポットを作る人は、よいティーポットを知らない、もっと言えば紅茶のいれ方を知らない可能性が高いのです。
蓋が落ちるティーポットは選ばない
よいティーポットの条件を紹介するのではなく、よろしくないティーポットの例を出していますが、よろしくないティーポットをハズすほうがよいティーポットを探すより簡単です。
- 蓋が落ちないティーポット:よいティーポットの条件を知っている人が作っている
- 蓋が落ちるティーポット:よいティーポットの条件を知らない。紅茶のいれ方を知らないかもしれない
蓋が落ちないティーポットは、よいティーポットの条件や美味しい紅茶のいれ方を知っている人が作っているので、蓋以外のことも問題ないことがほとんどです。結局のところ、紅茶のいれ方を知っているか?なのです。
ティーポットを買う時は実際に手にして、ティーポットの蓋が落ちないか確認するとよいでしょう。その際には蓋を落とさないように注意してくださいね。不注意で落としてしまったら購入か弁償しなくてはいけませんからね。
落とさないように、手を添えながら傾けてみるとよいでしょう。
知っていて使うのはOK
私は機能的にはイマイチなティーポットも使っています。デザインが好きだからです。ティーポットをいくつか持っていれば、それもアリ。大いにアリです。
ただし、ティーポットを初めて買う人は使い勝手のよいティーポットを選びましょう。必要サイズに適した「ガラス製ティーポット」がおすすめです。デザイン優先で選ぶと紅茶をいれることを手間に感じてしまうからです。
2個目のティーポットは、材質や使い勝手などを考え「よいティーポット」を選びましょう。蓋が落ちないものから選ぶことになります。
3個目以降のティーポットは、デザイン優先でも構いません。紅茶をいれる(抽出する)ために使うのではなく、茶葉を濾して移し替えるために使うとよいでしょう。
ちなみに、下記のティーポットは紅茶を抽出するためには使いません。抽出後のストレートティーやチャイを移しかえて使います。
実はこれ以外にも全部で3つふたが落ちるティーポットを使っています。機能的に正しいデザインのティーポットは残念ながら意外と少ないのです。
おすすめのティーポット
→ 1個目におすすめの機能的なティーポット
→ おすすめのよいティーポット(小)
→ おすすめのよいティーポット(大)
→ シンプルで機能優先の茶道具
→ 茶道具とミニパックの紅茶