ストレートティーにおすすめの紅茶の種類

2023年8月10日加筆修正を行いました。

ティークラブの紅茶は、すべてストレートで美味しく飲むことができます。とはいえ、ストレートティーの好みは人それぞれですから『香りのよい紅茶』『コクがありバランスがよい紅茶』の2つのタイプ別におすすめの紅茶の種類(茶葉)を紹介します。

ストレートティーにおすすめの紅茶の種類

  1. 香り重視:香りのよい紅茶
  2. コク重視:コクがありバランスのよい紅茶

香りのよい・香りの強い紅茶

  • ダージリンシーズンティー(ファーストフラッシュ・セカンドフラッシュ・オータムナル)◎
  • ウバ ◎
  • ピュアダージリン 〇
  • ディンブラ 〇

コクや旨味の強い紅茶

  • アッサムCTC ◎
  • ディンブラ 〇~◎
  • ピュアダージリンティー 〇

香りのよい紅茶・香りの強い紅茶

ここではフレーバーティーは含んでいません。フレーバーティーの香りは、主に香料の香りであって茶葉の香りではないからです。人工的に着けた香料の香りではなく、茶葉由来の自然な香りでの香りのよさや強さ考えております。

フレーバーに関しては後述でふれます。

ダージリンシーズンティー(ファーストフラッシュ・セカンドフラッシュ・オータムナル)

ナチュラルな香りで、香りのよい・香りが強い紅茶はダージリンシーズンティー(ファーストフラッシュ・セカンドフラッシュ・オータムナル)が抜きんでています。

中でもファーストフラッシュとセカンドフラッシュの香りは独特な芳醇さで群を抜いています。オータムナルはややマイルド。

ダージリンシーズンティーは、一切のブレンドをしないシングルオリジンの茶葉なので、香りが豊かで鮮烈。茶葉のフレッシュさや瑞々しさを感じるような香りです。

果実、花、樹木、蜜、ハーブなどさまざまな香りの要素が複雑に香ります。

ダージリンティー

ウバ(クオリティーシーズンティー)

ウバのクオリティーシーンティーは、ダージリンシーズンティーに匹敵するくらいにナチュラルに香りの強い紅茶です。

フルーティーで甘酸っぱく、果実や花、ハーブなどの複数の香りがし、スーっとするハーブような爽快さがあります。

シャープな渋みがあり力強い味わいも特徴です。

ウバ

ピュアダージリンティー

「ピュアダージリンティー」はダージリン100%のブレンドティーです。ノンブレンドのシーズンティーは個性豊か。ピュアダージリンティーは、ダージリン茶葉だけのブレンドですが混ぜることで、まろやかになり厚みが出ます。

悪くいえば、香りの要素や奥行きが少なく、飲んだ後の余韻が短いです。言葉をかえるとマイルドで無難。よい悪いではなくて、それぞれの特徴です。

ダージリンシーズンティーを飲んだことがない人は、ピュアダージリンも十分に香りがよい紅茶だと思うはずです。

ダージリンティー

ディンブラ(クオリティーシーズンティー)

「ディンブラ」と「ウバ」は、ともにセイロンティーで紅茶のタイプは似ています。セイロンティーでもタイプの違う茶葉もありますが、ディンブラとウバは同系統です。

乱暴に言ってしまえば、ウバをまろやかにしてバランスをよくしたのがディンブラ。香りはよいけど強すぎない。コクはあるけど濃すぎない。ほどよい渋み渋すぎない。香り・コク・旨味・水色すべてのほどよくバランスもよいのがディンブラ。ティークラブの紅茶の中でも最も「いわゆる、紅茶らしい紅茶」です。

ディンブラのストレートティー

ダージリンーズンティーとピュアダージリン、ウバとディンブラ

ダージリンシーズンティー、ウバともにティーカップに紅茶を注いだ時の香りが1メートル2メールと広がります。鮮烈に香ります。はじめて飲む人はビックリするのではないでしょうか。

人工的に香りを着けたフレーバーティーは、一見香りが強いようですが、カップの付近だけに香るイメージ。香りの広がりがまったく違います。

もっといえば、フレーバーティーは茶葉の香りが強烈に強く、抽出後はそれほどでもない。ピュアティーは、茶葉の香りは自然で、抽出後の紅茶の香りが広がります。

けれども、誰もが好むとは限りません。香りがよく、味もよい。香りも味も鮮烈。「美味しすぎて飲む人を選ぶ」のかもしれません。好き嫌いが分かれる傾向にあります。

強い香りや余韻が欲しい人、軽めの飲みやすさよりも美味しさを求める人は、「ダージリンシーズンティー」か「ウバ」をお選びください。

香りがよい紅茶が好きだけど、まろやか、マイルド、飲みやすいが好きな人は、「ピュアダージリンティー」か「ディンブラ」がおすすめです。

ダージリンシーズンティー

フレーバーティー

“香りのよい紅茶”というと「アールグレイ」を上げる人がいる思いますが、人工的な香りのフレーバーティーとナチュラルフレーバーを横並びにはできないのでアールグレイは外しました。キャラメルティーも同じです。

香りがよく、香りが強いのは確かです。ですが、「白いご飯と炊き込みご飯、どちらの香りが良いか?」のようなことなので、比べることができないのです。

フレーバーティーの香りは香料の香りであって茶葉の香りではありません。松茸ご飯の香りは米の香りよりも松茸の香りが目立つのと同じようなことです。

勘違いしないでくださいね。フレーバーティーがダメだといっているのではありませんよ。比べようのない「別もの」だということです。

アールグレイティー

コクがあり旨味が多くバランスのよい紅茶

コクや旨みの強い紅茶ならアッサムCTC

「香りよりコク重視」「キレよりもコク・うまみ重視」という人におすすめな紅茶は、ダントツで「アッサムCTC」です。

アッサムCTC紅茶の香りは強いのですが、重厚で甘い蜜の香り。華やかさはなく広がりも弱いため目立ちません。断然、香りよりもコク深さがが特長です。

癖がなく、渋みも感じにくいのでコクのある紅茶、濃い味の紅茶が好きな方には強くおすすめします。

アッサムCTCは、ミルクティーに最適。コクある味わいのストレートティー・ミルクティーを飲む方には、迷わず一推しします。

アッサムCTCのストレートティー

バランスがよくマイルドな紅茶ならディンブラ

一般的にいう「紅茶らしい紅茶」のバランスのよさはディンブラがNO1

マイルドで、バランスがよく、飲みやすく、それでいて軽すぎない。ほどよい加減の味わいと上質感があります。

現実的にもディンブラの人気は高く「紅茶らしい紅茶」という声は多いです。また、ディンブラはスレートティー派からもミルクティー派からもアイスティー派からも支持を集めています。また、アッサムよりも軽めで飲みやすいの声もあります。

ディンブラ

ピュアダージリンティー

ピュアダージリンティーは、茶の旨味が強い茶葉です。コクもあります。

とはいえ、いわゆる「一般的な紅茶らしさ」が強いアッサムやディンブラに比べると、ほうじ茶や烏龍茶など「お茶」の旨みや味わいを強く感じるのがピュアダージリンティーです。

香りのよいストレートティーが好き。ほどよいコクや旨味がある紅茶が好き。で、ストレートティーオンリーで飲む人にはピュアダージリンをおすすめします。アッサムCTCとディンブラはミルクティーを兼用できますが、ピュアダージリンはミルクティーがおすすめしません。ストレートティーが断然おすすめです。

一般的には「コクや旨みの強い紅茶」には、アッサムCTCがおすすめ。バランスのよさや万能さを考え合わせるとディンブラですが、傾向が違うピュアダージリンも名前を上げました。

香りのよい・香りの強い紅茶

コクや旨味の強い紅茶

以上が当店のストレートティーにおすすめの紅茶です。

紅茶は嗜好品です。「飲んでみて、好きか嫌いか」で構いません。いろいろ飲んでみて自分好みの茶葉をみつけてください。

あなたの好きな紅茶の一つがティークラブの紅茶であれば嬉しいです。

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