キーマンとは?どんな紅茶?

キーマンとは?どんな紅茶?

キーマンは、オリエンタルなスモーキーな香りが特長。渋みがほとんどなく、甘くまろやかでコクのある味。

渋い紅茶が苦手、少し個性があっても「マイルドで飲みやすい紅茶が好み」の方におすすめの紅茶です。

キーマン紅茶とは

中国・安徽省・祁門で収穫された紅茶がキーマン(祁門紅茶)。

キーマン・祁門は、紅茶の生産地の名前です。

キーマンは、漢字では『祁門』と書きキーマン、キームン、キーモンなどと呼びますが、当店では「キーマン」と呼んでいます。

ティークラブのキーマンは、上位クラスの上質な茶葉を選んでいます。そのため独特のスモーキーな香りはありますが、その香りは柔らかく、嫌味はありません。

また、渋みがほとんどなく、コクのあるふくよかな味は、上質なキーマン紅茶ならではの味わいです。

キーマンの茶葉

中国紅茶にはインド紅茶のようなFOPなどのグレード分けの概念がありません。テークラブのキーマンの茶葉のグレードは、中国紅茶のグレードで最上級クラスの「特級」です。

インド紅茶のグレードを当てはめれば、芯芽をたくさん含んだ茶葉を細くよじったもの「FOP(フラワリーオレンジペコー)」クラスに該当するイメージです。

上質なキーマンは、茶葉が黒く、小さめで撚りが強いのが特徴です。

キーマンの茶葉

キーマンの香り

独特のスモーキーな香りが一番の特徴。茶葉由来の香ばしい甘さもあり、深みのある複雑な香りがあります。

他の紅茶にはない独特の香りのため、好き嫌いがハッキリと分かれます。

キーマンの味

ストレートで飲むとほのかに「中国茶」や「ほうじ茶」のニュアンスを感じます。ディンブラやアッサムのような「紅茶らしい」ニュアンスは弱いです。

香りの系統は違いますが、味のタイプはダージリンやウーロン茶と同じ系統と言っても良いでしょう。いわゆる紅茶らしい紅茶系統ではなく、緑茶や中国茶の系統です。

渋みがほとんどなくまろやかな味で、甘く、ふくよかな旨みがあります。当店で一番渋みがない茶葉です。

力強いアッサムやウバとは違い「まろやかで、ふくよかで、渋みがない」独特の味わいがあります。

ストレートティーが◎

キーマンは、渋みがなく、ほど良いコクがあるからストレート、ミルクティー、アイスティーすべて美味しく飲むことができます。

第一印象はストレートティー向き。中国茶のニュアンスがありますから、渋味がなくまろやかで少し香りの個性があるストレートティーをお楽しみいただけます。

まずは、ストレートティーが一推しです。

キーマン紅茶

ミルクティーが意外と人気

キーマンはストレートティーが一般的に好まれますが、実はミルクティーが意外とイケます。お客様の声でもミルクティーの人気が高いのです。

ミルクティーにすると香りの印象が弱まり、渋みがなくコクのある味の印象が強くなるからではないでしょうか。

また、タピオカミルクティーを口にしてから中国茶タイプのミルクティーを好む人が増えたように思います。

キーマンのミルクティー

アイスティーもおすすめ

キーマンはタンニン成分が少ないので、アイスティーにすると渋みがなく濁りにくい茶葉です。実は、キーマンはアイスティーに向いています。馴染みがないせいかアイスティーにしない人が多いようですが、もったいないです。

濃いめのストレートアイスティーやコクのあるアイスミルクティーをお楽しみいただけます。

黒糖やはちみつなどを加えたキーマンのアイスミルクティーは、少しオリエンタルな風味が漂い、他の茶葉とは一味違った風味をお楽しみいただけます。

キーマンのアイスティー

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