大きなティーポットで少量の紅茶を作らない(やりがちな勘違い)

ティーポットの大きさと作る紅茶の量のバランスで紅茶の味は変わる

やりがちな勘違いとして「大きなティーポットで少量の紅茶を作らない」を紹介します。

大きなティーポットで少量の紅茶をいれる、2杯用のティーポットで1杯分の紅茶をいれるなどは多くの方から聞いた話です。ついついやってしまうミスだったり、ちょっとした手抜きだったりもありますが、中には元々勘違いしていた方もいらっしゃいます。

ティーポットの大きさと作る紅茶の量のバランスで紅茶の味は変わります。小さなティーポットで大量の紅茶を作ることはできませんから、現実には、大きなティーポットで少量の紅茶をいれるのがよろしくないことなんですね。

美味しい紅茶をいれるためには、「作る分量に適した大きさのティーポットを使う」「ティーポットの大きさに適した紅茶を作る」が大切です。

作る分量に適した大きさのティーポットを使う

  • 1人分の紅茶をいれるなら、1人用のティーポットを使う
  • 4人分の紅茶をいれるなら、4人用のティーポットを使う

ティーポットの大きさに適した紅茶を作る

  • 4人用のティーポットで紅茶をいれる時は、3~4人分の紅茶を作る
  • 2人用のティーポットで紅茶をいれる時は、2人分の紅茶を作る

もったいない味の紅茶をさけよう

  • 4人用のティーポットで、1~2人分の紅茶をいれるのはNG
  • 2人用のティーポットで、1人分の紅茶をいれるのはNG

美味しい紅茶をいれたいのなら、美味しい紅茶が飲みたいのなら、作る紅茶の量とティーポットのサイズが合っていないのはNGです。もったいない味の紅茶になります。

正しい分量で紅茶をいれても、作る紅茶の量とティーポットのサイズが合っていないと味が劣ります。「もったいないこと」です。折角、お気に入りの茶葉で紅茶をいれるのですから、もったいない味にならないほうがよいのではないでしょうか。

ティーポットの大きさと作る紅茶の量のバランスで紅茶の味は変わる

同じ分量、同じ割合で紅茶を作っても、ティーポットのサイズと作る分量のバランスによって、紅茶の味は変わる

【重要】同じ分量、同じ割合で紅茶を作っても、ティーポットのサイズと作る分量のバランスによって、紅茶の味が変わります。

ティーポットの大きさに適した紅茶を作る

  • A:茶葉:8g/湯:600cc 〇
  • B:茶葉:4g/湯:300cc ×
  • C:茶葉:4g/湯:300cc 〇
  • C:茶葉:2g/湯:150cc ×

すべて茶葉と湯は同じ割合(茶葉2g:湯150cc)です。BとCは、まったく同じ分量。

  • A=〇:ティーカップ4杯分の紅茶をいれる時は、4杯分を抽出する大きさ600cc用のティーポットを使う
  • B=×:ティーカップ2杯分の紅茶をいれる時に、4杯分を抽出する大きさのティーポットを使うのはNG
  • C=〇:ティーカップ2杯分の紅茶をいれる時は、2杯分を抽出する大きさ300cc用のティーポットを使う
  • D=×:ティーカップ1杯分の紅茶をいれる時に、2杯分を抽出する大きさのティーポットを使うのはNG

ティーポットの大きさに適した紅茶を作る

ティーポットは、大は小を兼ねない

同じ分量や同じ割合で紅茶を作っても、ジャンピングの状態や水色、香り、でき上がりの温度なども変わってきます。

何度も試していますが、正しいサイズのティーポットが10としたら、大きさの合っていないティーポットで紅茶をいれると7~8くらいのイメージです。

ティーポットは、大は小を兼ねません。

美味しい紅茶をいれるためには、作る分量に合った大きさのティーポットを使う、または、ティーポットの大きさに適した紅茶を作りましょう。

「二人で飲む時もあるし、一人で飲む時もあるから、二人用のティーポットで両方兼ねよう」だと、もったいない味の紅茶になってしまいます。

いろいろな分量で紅茶をいれる人は、大小2つのティーポットを使うか、小さいポットを2~3個持っていたほうがよいですね。

ティーポットのサイズと作る紅茶の分量のバランスに関しては、気にしてない人がいるようです。想像以上に味が変わり、もったいないことになりますから、ティーポットのサイズと作る紅茶の分量のバランスは意識することをおすすめします。

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堀内芳昌
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日々の暮らしの中で良質な紅茶を気軽に楽しんで欲しいと思っています。
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