あなたは、夏でもホットティー派?
それとも、夏はもちろんアイスティー派?
ホットティーもアイスティーも飲みますか?
ホットティーもアイスティーも、もちろん美味しい。それはそれで飲んでほしいのですが、「常温ティー=常温の紅茶」は、いかがでしょうか?
新しい紅茶の飲み方と言ったら大げさですが、意外と面白いですよ。
常温ティーとは?
常温ティー=常温の紅茶と言っても、ホットティーが冷めたものじゃありません。
冷めた紅茶も常温の紅茶には違いないのですが、ここで言う「常温ティー=常温の紅茶」は、アイスティーを作る際に作る「アイスティーベース」を氷を入れないで飲む紅茶のことを指します。
わざわざ作った常温の紅茶のことを「常温ティー」と呼んでいます。
常温は、20℃前後くらいの温度帯。
20℃以上の夏場なら、ほんのり冷たく感じられ、20℃以下の冬場ならぬるく感じる温度。夏場にぬるくて不快になる温度ではありません。
常温ティーをおすすめしたい人
- 冷たい飲み物が苦手な人
- 夏にホットティーは飲みたくないけど、アイスティーは苦手という人
- 冷房が苦手な人
- 体を冷やしたくない人
そんな人におすすめしたいのが「常温ティー」
アイスティーを飲んだ時ようにおなか(体)が冷えることはなく、ホットティーを飲んだ時のように暑くならない。
「紅茶は体を温める飲み物」夏にホットティーを飲んだら暑くなって当然なのです。「紅茶は体を温める飲み物」常温ティーを飲めば胃を冷やさないで中からジンワリ温めてくれる効果が…。
冷房の効いていない部屋で飲む常温の紅茶は、意外とヒンヤリ。冷たくはないけど、思うほどぬるくない。冷たい飲み物が苦手な人には、絶妙に“丁度良い”と感じられるはず…。
常温ティーの味
氷で薄まらないから味がしっかりとしていて飲み応えがあります。
ホットティーように飲む前に広がる香りはありませんが、飲んだ時に鼻から抜ける香りはしっかりとあり、香りの余韻は十分にあります。
ただし、常温の紅茶は、質の良い茶葉で入れた紅茶でないと楽しめません。
「熱い」or「冷たい」ものは、温度で満足していることろがあるんですね。しっかりとした味がない茶葉を使うと「常温」だとボンヤリした味に…。
常温ティーにおすすめの茶葉は「ディンブラ」「ピュアダージリン」「アールグレイ」
氷で冷やさないから濁る心配がありません。なので、すべて茶葉で作ることができます。
中でもおすすめなのは、「ディンブラ」「ピュアダージリン」「アールグレイ」
ディンブラとアールグレイは、アイスティーと同様に味わいと香りの点でおすすめ。
ピュアダージリンのアイスティーは、美味しいのですがあまりおすすめしていません。「濁りやすい」「渋みが出やすい」からです。
常温ティーなら
「氷で冷やさないから濁る心配がない」
「冷やし過ぎないから渋みはあるけど強すぎない」
「常温で飲むとダージリンの香りの良さが活きる」
「スッキリ爽やかでお茶の旨味が多い味わいは、ディンブラ、アールグレイにはない魅力」
以上がピュアダージリンの常温ティーのおすすめポイントです。
常温ティーの楽しみ方
常温ティーの飲み方は、氷を入れないグラスに注いで、そのままゴクゴク。
単独で飲むのがファーストチョイス。
もちろん、ケーキやパンに合わせるものもOK。
もし、「ちょっとぬるいかも…」と感じる場合は、氷を1個か2個入れてみてください。氷が溶けて“やや冷えティー”に。
アイスティーまで冷たくないけど、ぬるくない、ほど良い冷え加減の“やや冷えティー”を試してみてください。
最後に…
常温ティーは、上質の茶葉でお楽しみください。
しっかりとした味と香りがない茶葉でいれた紅茶は、「常温」だとボンヤリした味に…。「熱い」or「冷たい」ものは、温度で満足していることろがあるんですね。
上質な茶葉でいれた紅茶は、ホットティー、アイスティーそれぞれに美味しさがあり、魅力があります。しかし、「常温ティー」も乙なものです。
もちろん、「“熱いなら熱い”、“冷たいなら冷たい”ハッキリしろ」という人もいるでしょう。そういう人は、ホットティーかアイスティーを飲んでください。
「紅茶を常温で飲む」選択肢は、多く人が持っていないはず。
知らないから飲んでいない人もいるのではないでしょうか。
夏場に熱い紅茶は飲みたくない。冷たい飲み物は苦手という人は、「常温の紅茶」はいかがですか。
なかなか乙な味なので、ぜひ試してみてください。