紅茶のカップの表面に“ほこり”のようなものが浮いているのに気づいたことはありませんか?
このページの2枚の画像は肉眼で見るともっとたくさんの“ほこりのようなもの”が浮いていました。
「紅茶にほこりがいっぱい浮いているからいれ直した。」いれ直したら「ポットもカップも洗ったのに、またほこりが浮いてる。なんで?!」なんて人もいました。
実は、私がカフェで働いていた時もクレームになったことがあるんですよね。
この「埃問題」同じことをやっていましたね。
少し前ですが、NHKのチコちゃんに叱られる!で「湯のみはきれいなのにお茶にホコリのようなものが浮くのはなぜ?」が放送されました。
実は私は見ていないのですが…(苦笑)。新聞のラテ欄を見て興味は持っていました。後日、ネットの情報を見てみるとだいたい予想通りの内容だったと思いました。
チコちゃんに叱られる!「湯のみはきれいなのにお茶にホコリのようなものが浮くのはなぜ?」
春の最初に摘まれる「一芯二葉」と呼ばれる新芽の先端部分はお茶の中で最も甘みと旨味が凝縮された上質で高級な新茶に。そしてその下部にある茶葉は価格が手ごろな番茶になるわけですが、新芽をよく見てみると細かい毛がびっしりでこれがお茶の産毛(毛茸=もうじ)。
『お茶のホコリは産毛の毛茸』
これはお茶の新芽にだけ生えるものなので、お茶にホコリのような毛茸が浮かぶ=新茶を入れている証拠。
緑茶は茶葉を蒸した後に揉んで乾かすという工程を繰り返しながら作られていきますが、新芽をお茶にする際に毛茸を取り除くという事は特にしないので、お茶を入れると自然と浮かぶんですね。
毛茸は茶葉が成長すると自然と無くなっていくものなので毛茸が多ければ若い新芽で作られたお茶という目印に。
https://tmbi-joho.com/2023/09/15/chiko225-te/ から引用しました。
紅茶に浮くほこり
チコちゃんの例は緑茶ですが、紅茶も同じです。新芽の産毛が紅茶に浮くのです。
新芽の産毛自体はどの紅茶にもあるのですが、実際にお手元に届く紅茶で産毛がハッキリとカップの上に浮くのはダージリンの新茶くらいでしょう。他も多少はありますけどね。
ダージリンの新茶は二重網茶漉しで濾しても産毛が浮くことが多いです。
知っていて見れば、キラキラとして美しいです。知らなければ埃っぽいですけどね。
水色が浅いファーストフラッシュが最も産毛が目立ちますが、セカンドフラッシュやオータムナルにも産毛はあります。このページの画像は2枚ともセカンドフラッシュ。キラキラときれいな産毛が見られます。