美味しい紅茶のいれ方は、茶葉が持っている香りや味を100%引き出すいれ方。
茶葉が持っている香りや味の要素は、茶葉によって違います。数値評価できるものではありませんが、数値で表すと100点の紅茶(茶葉)もあれば、50点の茶葉も15点の茶葉もあります。
100点の茶葉をいれる時は、できる限り100点に近い味になるようにいれる。50点の茶葉は、50点、15点の茶葉は15点になるようにいれるのが、美味しい紅茶のいれ方です。
勘違いしている人が多いのですが、50点の茶葉を100点の味にすることはできません。
10点の紅茶を100点にする「目からうろこのテクニック」や「新常識」みたいなものを期待している人が多いようです。
50点の紅茶を10点の味で飲んでいる人が正しいいれ方を習えば40点になる可能性はあります。しかし、60点にすることはできないのです。
なぜなら、「紅茶は、茶葉にお湯を注ぐだけ」だからです。
調理技術もないし、味付けもない。湯に茶葉の風味を移すだけなのです。
もちろん、湯に茶葉の風味を100%移すために必要なテクニックや手順はあります。それが、美味しい紅茶のいれ方なのですが、何をどうやっても茶葉の持ち味以上の味にはならないのです。
紅茶のいれ方にプロの技などない
美味しい紅茶のいれ方にプロの技などは必要ありません。というよりも、紅茶のいれ方にプロの技などないのです。
美味しい紅茶のいれ方にいくつかのポイントはありますが、とてもシンプルなこと。
お湯を沸かせる人なら誰でもできます。
誰でもできるシンプルなことでも手抜きをしたり、忘れてしまったりするから残念な紅茶になるのです。100点の紅茶が20点になったり、50点の紅茶が30点になってしまうのです。
ごくシンプルなポイントを「忘れずに」「手順通りに」「手抜きすることなく」行えば、あなたも茶葉の持ち味を100%近く引き出した美味しい紅茶をいれることができます。
常に100%、常に100点の紅茶を目指す必要はない
常に100%、常に100点を目指す必要はありません。おうちで美味しい紅茶を楽しむのですから、「80%の味を引き出す」でも90点でもいいと思います。それでも十分美味しいはずです。
もちろん常に100点を目指して欲しいのですが、人によっては必要以上に神経を使っていては紅茶を楽しむ余裕がなくなる人がいるはず…。75点でイイのか90点がイイのかは人それぞれですが、100点じゃなくも構わないので気軽にいきましょう。
とはいえ、手抜きをすれば50点にも10点にもなります。そこは要注意。
最後に
美味しい紅茶のいれ方は、茶葉が持っている香りや味を100%引き出すいれ方です。
表層のテクニックに惑わされることなく「基本的の紅茶のいれ方」「シンプルなポイント」を確実にこなせば、あなたも美味しい紅茶がいれられます。