コクがあり、美味しいミルクティーの黄金比は、「紅茶 2」対「ミルク 1」です。
紅茶教室・イベント・専門学校の授業などいろいろな機会に、いろいろな人達に、いろいろな組み合わせのミルクティーを試してもらい辿り着いた結果です。
ある会でデータをとったところ84%が「紅茶=2」対「ミルク=1」が一番美味しいと答えました。
もちろん好みの差はありますから、紅茶4対ミルク1が良いとする人がいれば、紅茶1対ミルク1が良いと答えた人もいます。個人差はありますが7~8割の人が「紅茶=2」対「ミルク=1」が一番美味しいと答えています。
紅茶の好き度が高い人は紅茶の比率が高いバランスを好む傾向にあり、紅茶が苦手な人ほどミルク多めを好む傾向があると感じていますが、さまざまな人の平均やバランスを考えると「紅茶=2」対「ミルク=1」が『コクがあり、美味しいミルクティーの黄金比』と考えています。
なお、あっさりと軽い水っぽくも感じるミルクティーはこのバランスではありませんのでご注意ください。あくまでもコクがあり、まろやかで飲み応えのあるミルクティーの黄金比です。
黄金比ミルクティー3つのポイント
- ミルクティーにむく茶葉を使う
- 茶葉を2倍にして濃い紅茶をいれる
- ミルクをほんのり温める
ミルクティーにむく茶葉を使う
ミルクティーを作るのですから、ミルクティーにむく茶葉を使うのは当たり前ですが、念のためにお伝えします。ストレートティー向きの茶葉ではなくミルクティー向きの茶葉を使いましょう。
【重要】茶葉を2倍使って、濃い紅茶を作る
ミルクティーむく茶葉を使っても、ストレートティーの濃さで作るとライトなミルクティーになってしまいます。
コクのあるミルクティーにするには、「ストレートティーの2倍の茶葉を使って濃い紅茶を作る」ことが大きなポイントです。
知っている人もいるのですが、案外多くの人から「目からウロコ」と言われるポイントなのです。多くの人がストレートティーの濃さの紅茶にミルクを入れいるからです。そして、紅茶の本などでは、意外と語ら得ることがないポイントだからです。
ミルクは、ほんのり温める
ティークラブがおすすめする黄金比ミルクティーは、濃い紅茶にたっぷりのミルクを加えます。冷たいミルクを加えると紅茶が冷めてしまいます。
ストレートティーの濃さにミルクを少し加える飲み方でしたら、冷たいミルクでもいいのですが、たっぷりとミルクを加える場合は、温めないとハッキリとぬるくなります。怒る人が出るであろうぬるさですよ(笑)
ミルクの温かさは、人肌程度、お風呂の湯くらいまでが目安。温度でいうと「40℃前後くらい」です。沸かすと牛乳臭さが出るのでNG。沸かさないように注意してください。
紅茶とミルクの黄金比の具体例
紅茶とミルクの黄金比を具体例で示すとティーカップなら「紅茶100~120cc 」対「ミルク50~60cc 」くらいの割合です。
分量は目分量でいいですよ。正確に量っても構いませんが、だいたいでOKです。
このページの画像を見て「ミルクそんなに入れないでしょー!」と、思った人が多いのではないでしょうか?
事実、好きな分量のミルクを入れてもらうと、ほとんどの人のミルクの量は15~30cc程度です。かなり少ないです。
なぜ、そうなるのでしょうか?
多くの人が、ストレートティーで飲む濃さの紅茶にミルクを入れているから。または、コーヒーにクリームを入れるイメージに影響されているからです。
ストレートティーで飲む濃さの紅茶にミルクを入れてミルクティーにする場合、ミルクの量は少な目に加えたほうがバランス良いです。たっぷりのミルクを加えると紅茶がミルクに負けるからです。この場合は、ミルク少なめでOKです。
黄金比ミルクティーは、茶葉を2倍にした濃い紅茶にミルクを入れるので「2対1」の比率で、たっぷりとミルクを加えるのです。
多くの人が美味しいという「ミルクティー“黄金比”」。ポイントは、「濃い紅茶にたっぷりミルク」です。ぜひ、試してみてください。