美味しい紅茶は、実にシンプル。とても簡単。
コーヒーや緑茶よりもはるかに簡単です。
「コーヒーは淹れられるけど、紅茶は…」という人は、勘違いをしている人がほとんどです。
好みの茶葉と手軽な道具があれば、気軽に、手軽に、美味しいは紅茶いれられます。
紅茶に慣れていない人が気軽に紅茶をいれるには、ジャンピングが見える「ガラス製ティーポット」と茶葉を計る道具「ティーメジャー」をおすすめします。合わせて、お気に入りの茶葉があれば美味しい紅茶はもう目の前。
一人用のガラス製ティーポット
ガラス製ティーポットは、「一人用サイズ」で、「湯量が分かりやすい」「ジャンピングが見える」ので、紅茶初心者には特におすすめアイテム。
陶器のティーポットは素敵ですが、湯量が分かり難く、ジャンピンが見えないため初心者には扱いにくいです。
ティーメジャー:茶葉を量る道具
茶葉を量る専用の道具ティーメジャーを持っていると便利です。計量ミスが少なくなり、気軽に紅茶をいれることができるようになります。
ただし、デジタル秤を使うのでればティーメジャーは必要ありません。「ティーメジャーで目分量で量る」と「デジタル秤で量る」は好みの問題です。個人差がありますから、どちらでも構いません。
紅茶初心者におすすめの紅茶のいれ方
紅茶のレシピ(1ポット=ティーカップ2杯分)
- 茶葉 ストレートティー=4~5g※ティーメジャー1杯
ミルクティー=6~8g※ティーメジャー1杯半~2杯 - 湯 300cc(ティーカップ2杯分)※ティーポットの8~9分目
- 蒸らし時間 アッサム、ディンブラ、アールグレイなど=3分/ダージリン=4~5分
茶葉は好みのものを鮮度の良いうちに使うことをおすすめしますが、とりあえずは、お手持ちのものでも構いません。まず、自分で紅茶をいれてみましょう。
紅茶をいれる手順
- 湯を沸かす
- ティーポットに茶葉を入れ、湯を注ぐ
- 蒸らす
- カップに注ぐ
湯を沸かす
汲み立ての新鮮な水を沸かす
蛇口から汲んだ新鮮な水を沸かす。浄水器の使用はOK。
ペットボトルの水や汲み置きの水は、酸素が抜けているため不向き。
水質は「軟水」が向いています。硬水が出る地域は浄水器を使うなど工夫が必要。水質によっては軟水のボトルドウォーターも可。
大きな泡がボコボコできるまでしっかりと沸騰させる
やかんの蓋は閉めて沸かし、湯気が勢い良く出て、湯気がハッキリと見えるくらいまで沸かす。
慣れないうちは、蓋を開けて確認しても良いです。大きな気泡がボコボコト出るまで沸かしましょう。※蓋を開ける際には火傷に注意してください。
ティーポットに茶葉を入れ、湯を注ぐ
ティーポットに湯を注ぎ、温める。温まったら湯を捨てる。しっかり湯切りをしてください。
温めたティーポットに茶葉を入れる。
沸き立ての湯を注ぐ。
湯は普通に注げばOK。高いことろから注ぐとか、勢いよくなどはしなくていいです。逆にゆっくり慎重に注ぐことも不要。普通に注いでください。カップ麺にお湯を注ぐくらいのイメージです。
蓋をして蒸らす
【蒸らし時間】
ダージリンは5分。他の茶葉は3分が目安です。
ティーポットを揺らしたりしないで静かに待ちましょう。
カップに注ぐ
【重要】濃さを均一にしてからカップに注ぐ
蒸らし終わったティーポットの中は、上部が薄く、下部が濃くなっています。
スプーンで底のほうから「上下に混ぜるイメージで」ティーポットの中を軽~く2回くらい混ぜ、ポットの中の紅茶の濃さを均一にしてから注ぎましょう。
横にクルクル混ぜるのではなく、上下に混ぜるイメージ。
強く混ぜる、回数をたくさん混ぜると“不要な渋み”が出るので注意。
ポットを揺すると“不要が渋み”が出やすいから、ポットを揺するのはおすすめしません。
【重要】ティーポットの中を核る混ぜて濃さを均一にしないで注ぐと、一杯目は薄く、二杯目は濃過ぎる紅茶になります。実は、一杯目も二杯目も残念な紅茶になっているのです。注ぐ前までは美味しくいれているのに「もったいない」ことになります。
カップに注ぎできあがりです。
ストレートまたはミルクティーでお召し上がりください。
文字にしているので、多少小難しく感じるかもしれませんが、作業は極めてシンプル。
茶葉を計る以外はカップ麺を作るくらいのイメージですよ。沸騰した湯を注ぐ。3~5分置く。注ぐだけです。
まずは、手順通りにやってみてください。
好みの茶葉が分からない人は、紅茶にいれ方に慣れたら、いろいろな紅茶を飲んでみて、自分の好みの茶葉を見つけましょう。
紅茶初心者におすすめの茶葉
まったくの紅茶初心者さんや紅茶の種類の違いが分からない人におすすめの茶葉は「アッサムCTC」と「ピュアダージリン」です。
アッサムCTCは、紅茶の味が濃く飲み応えがある紅茶。味は濃いけど癖はなく渋みは弱く万人向きです。濃厚なストレートティー、コクあるミルクティーをお他染みいただけます。
ピュアダージリンは、香り高く繊細な味わいでストレートティー向きの茶葉。茶の旨味が多く複雑な味わいながらサッパリとした飲み口。ほどよい渋みがあり、多少好き嫌いがあります。
この2つの茶葉は紅茶の味のキャラクターがハッキリと違います。対照的ともいえます。
アッサムは濃厚、ダージリンはスッキリ、繊細。アッサムはコクがありミルクティー向き、ダージリンはサッパリ目で香り高くストレートティー向き。
紅茶の特徴がハッキリしていますから、どちらかが好みになるか、両方好きか、両方嫌いかになるでしょう。
あえて言いますが、両方嫌いな場合、無難で飲みやすいだけの紅茶がお望みでしたらLipton社のティーバッグがよいかもしれません。Liptonはバカにできません。可もなく不可もなくですが、それなりに美味しい。いや結構おいしいですよ。香りや味わいが豊かな紅茶がお好きでしたら、当店の紅茶をおすすめしますが、無難な紅茶が好きな人はLiptonが合うかもしれません。
→ アッサムCTC
→ ピュアダージリン
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