ティーカップの持ち方:part2として「美しいティーカップの持ち方と紅茶の飲み方」を紹介します。
紅茶を飲み方が緑茶風になっていませんか?
ティーカップを持つ時に、右手でハンドル(持ち手)を持ち、左手をカップの下(底)に添える人がいらっしゃいます。あなたは、そうなっていませんか?
パッと見、上品で良さそうに思えるのですがNGなんですね。
左手を添えるのは緑茶の飲み方です。
ティーカップは、片手で持ちます
ティーカップは、片手(基本は右手)で持ちます。
左手をカップの底に添えたり、左手(指先)を反対側のカップの縁に添える人が多いのですが、美しくありません。
緑茶のように左手をがっつりカップの下に置かないしても、カップの左側に指を添えている人は、案外多いのではないでしょうか?
ティーカップは片手で持ち、指を入れない
ティーカップを片手で持ち、カップのハンドル(持ち手)に指を入れないでハンドルをつまむように持ちます。すると、指がきれいに揃い美しい。上品でエレガントです。
なお、テーブル席の場合、ソーサー(皿)は持ちません。立食などで動く時は、カップとソーサーをセットで持って動きます。
マナーや作法は、文化やシーンによってもかわります。
日本では片手で行う所作は無作法とされることが多いです。けれども、紅茶は“洋”のものなので、その作法に合わせたほうが良いのではないでしょうか。
いろいろな文化が混在する日本のマナーの難しさの一つですね。同じお茶でも、文化により作法やマナーがかわることもあるので注意が必要です。
例えば、冬の寒い日に、大きなカフェオレボールでホットドリンクを両手で包みこんで飲む。カジュアルなシーンではOKです。片手で飲むほうが雰囲気じゃないですよね。マグなど大きなカップは、片手では持ちにくいものもあるし…。
とはいえ、ティーカップを両手で持ったり、がっつり指を入れて持つことはほとんどないはずです。
シーンに合わせて振舞えるのも素敵なオトナの嗜みです。正しいことを知らなければ使い分けもできませんから、まずは、ティーカップの美しい持ち方を身につけてから、使い分けができると素敵ですね。
美しい紅茶の飲み方・いただき方
- ティーカップは片手で持つ(前述)
- 猫背にならない
- 口でカップを向かいにいかない
背筋を伸ばし、なるべく猫背にならないように注意しましょう。
「普通でしょ!」と思ったかもしれませんが、紅茶を飲む時、猫背になっている人が案外多いのです。
猫背になっているかどうかは、第三者の目線で見ないと分かりにくいので、気がついていない人が多いのではないでしょうか。ちょっと意識するだけでも印象が変わるはずです。
猫背と似ていますが、口でカップをむかえにいかない。
日本人は、熱いもの飲む時に器を口でむかえにいってしまう人が多いです。その飲み方は熱燗酒です。
温かい紅茶を飲むのですから、多少はしょうがないのですが、ぱっと見で猫背や首を落としてカップを向かいに行くのは美しくありません。
慣れるまではちょっと緊張するかもしれませんが、飲みにくくない程度に意識してみてください。
とはいえ、熱々をエレガントに飲むのは至難の業です。火傷しないように飲むと、熱燗になります(笑)。熱々の紅茶は味もイマイチなので、熱い時は少しずつ口を付ける程度にして、適温になってから飲みましょう。
きっとあなたも美しくエレガントに紅茶をいただけるはずです。