シン・キャロットケーキ。レシピの大枠が固まりました
こんにちは。紅茶専門店ティークラブの堀内芳昌です。
オーブンレンジを買い替え2か月くらいが過ぎ、以前から熱中しているキャロットケーキは10回近く焼きました。やはりオーブンによる違いは大きいですね。
キャロットケーキは新しいオーブンレンジになって劇的によくなりました。火力の強いオーブンは焼きやすい。水分量の多いキャロットケーキは火力の弱いオーブンレンジは不向きだったようです。
キャロットケーキは、新旧のオーブンで何度も何度も作りました。以前から作っていたレシピの修正と新たな気づきをかけ合わせたことで、キャロットケーキのレシピが大枠で固まりました。
一つ大きな発見があったんですよね。前から気になっていたのですが、確信に変わりました。後ほど紹介しますね。
キャロットケーキは副材料も大事
キャロットケーキは、その名の通り「ニンジンのケーキ」ですが、ニンジンと粉・砂糖・卵・油脂だけだとイマイチです。ニンジン以外の副材料・例えばレーズンやナッツなどとスパイスが重要になります。
副材料をかえることでレシピに変化がつき、粉やスパイスを変えることでもアレンジができます。アレンジがしやすいケーキですね。
今回いろいろとやってみたことで、副材料や粉やスパイスなどのアレンジではなく、キャロットケーキの骨格のレシピがほぼ固まりました。副材料などによって骨格部分のレシピも多少の調整は必要ですけどね。
2つのキャロットケーキ
- ふんわりしっとりキャロットケーキ/卵を泡立てる/ケーキタイプ/チーズフロスティングあり
- サックリどっしりキャロットケーキ/卵を泡立てない/ブレッドタイプ/チーズフロスティングなし
ふんわりしっとりキャロットケーキ
このブログでも何度か紹介している卵を泡立ててスポンジケーキのように作るキャロットケーキ。配合や焼き加減を調整してレシピがまとまりました。以前の記事で紹介したものとは配合がかわりました。結構かわったといってもいいでしょうね。
「サックリどっしりキャロットケーキ」に比べると油脂と砂糖が多めで、ニンジンと副材料は少なめ。ケーキよりの仕上がりになります。
ニンジンや副材料が入るためスポンジケーキとは食感が違いますが、生地の部分がふんわりとしたキャロットケーキになります。ふんわりとぼそぼそとしっとりが共存したような感じです。ニンジンが入るため崩れやすくボソッとはします。
しっとりして柔らかめの生地はチーズフロスティングがよく合います。チーズフロスティングは必須です。冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめです。配合によっては10秒くらいに電子レンジで温めるのもGood。
ミルクティーとの相性が抜群によく、ティータイムのためのキャロットケーキですね。
欠点は卵をしっかりと泡立てて作るため時間が経つとパサつくこと。焼いた翌日~翌々日くらいが食べ頃です。とはいえ、チーズフロスティングをのせてしまうと日持ちしないので、生地のパサつき関係なく2日くらいですかね。
サックリどっしりキャロットケーキ
今まで紹介してこなかった卵を泡立てないで作るキャロットケーキ。ブレッドタイプのどっしりした食感になります。キャロットケーキというよりもキャロットブレッドという感じですね。
この作り方、一見簡単そうに見えますよね。卵を泡立てる作業がないから。ところが、案外うまくいかない。私は苦手でした。
ベーキングパウダーとベーキングソーダをしっかり入れ、火力の強いオーブンで焼かないとうまくいかない。生地の膨らみが悪く水分の抜けが悪い。どっしりではなくねっちりになってしまう…。
オーブンの火力と配合の調整、そして「食べ方の発見」で納得できるキャロットケーキになりました。
焼き直して食べるキャロットケーキ
「サックリどっしりキャロットケーキ」最大の発見は、「焼き直して(温め直して)食べる」こと。
前から気になっていたんですよね。焼き直して食べること。
気になっていたのですが「ふんわりしっとりキャロットケーキ」は焼き直すとパサつくのでNG。そもそもチーズフロスティングがのっていたら焼き直すことはできませんよね。
サックリどっしりキャロットケーキは、焼き直すと生地がサックリとします。これがGood。温まることで内側の生地はどっしりとしながらも少しだけふんわりと柔らかくなり、スパイスやニンジンの風味がアップ。これで美味しさもアップ。
焼き直さなないと、どっしりと重めで、やや固めのしっかり食感。焼き直したサックリ食感を気に入っています。
チーズフロスティングなくても美味
サックリどっしりキャロットケーキは、温めて食べる前提なのでチーズフロスティングなし。なくても十分に美味しいです。
チーズフロスティングが欲しい場合は、食べる時にチーズフロスティングを作りケーキにのせないで別添えに。
ケーキにチーズフロスティングをのせないので冷蔵庫で数日保存できます。時間が経ってもパサつきは少なく、副材料の水分量などで日持ちの長さは変わりますが、ふんわりしっとりキャロットケーキに比べると少し長めです。
ニンジン多め油脂・砂糖が砂糖少なめの配合
材料の配合は「ふんわりしっとりキャロットケーキ」に比べると油脂と砂糖が少なめで、ニンジンと粉が多めです。以前から作っていた配合に近いのがこちら。予想外の展開になりましたね。
あれこれやって結局、遠回りをする。私の人生そんなことが多いです…。
実は、内緒にしたかった…。
レシピを公開するのはなんの抵抗もありませんが、キャロットケーキの温め直しは内緒にしようかと思いました。すでに紅茶教室などではお出ししていますがwebでは秘密にしようかなと…。このポイントは今後はあまり強調しないでレシピは公開していきます。
ふんわりしっとりキャロットケーキとサックリどっしりキャロットケーキの両方のレシピをいくつか紹介します。よかったらまた見に来てください。
ではまた。