キャロットケーキの作り方
こんにちは。紅茶専門店ティークラブの堀内芳昌です。
キャロットケーキのレシピを久しぶりに公開します。
キャロットケーキはお気に入りのケーキの一つ。以前から何度も作っていて最近も定期的に作っていました。レシピを公開していなかったのは「創作レシピ」ばかりだったからです。
今回紹介するのは「定番のレシピの一つ」と思っているもので、比較的どなたにも気に入っていただけると思うレシピです。紅茶教室でも何度かお出ししたことのあるキャロットケーキです。
キャロットケーキ(ココナッツ・レーズン)の材料
15㎝の丸型×1
- 全卵・・・2個(100~110g)
- 甜菜糖・・・95g
- グレープシードオイル・・・100g
- ニンジン・・・160g(正味)
- 薄力粉(ドルチェ)・・・75g
- 強力粉(はるゆたかブレンド)・・・75g
- ベーキングパウダー(アルミフリー)・・・5g
- シナモンパウダー・・・3g
- ココナッツファイン・・・30g
- サルタナレーズン・・・30g
<チーズフロスティング>
- 無塩バター・・・45g
- 粉糖・・・35g
- クリームチーズ・・・120g
キャロットケーキの作り方
ケーキの作り方:焼き上げまで
【下準備】
ニンジンは半分を細長くすりおろし半分は細かくすりおろす。すりおろした後の分量の合計が160g
薄力粉・強力粉・ベーキングパウダー・シナモンを合わせてふるう
型に紙を敷く
オーブンを180℃で予熱する
【作り方】
- 室温にした卵を溶きほぐし甜菜糖を混ぜる。数分置き砂糖と卵を馴染ませる。甜菜糖の粒がなくなるまで置く※この作業をしてから下準備をすると効率的
- ハンドミキサーの高速で泡立てる。生地がふんわりとしボリュームが増し、生地を持ちあげ落とすと線ができるがすぐに消えるくらいに泡立てる。スポンジケーキよりゆるめでよい
- ハンドミキサーの低速で混ぜ続けながらグレープシードオイルを少しずつ加え混ぜる
- ニンジンを加え木べらで混ぜる
- 粉類を一度に加える。木べらで混ぜ粉がほぼ見えなくなったらココナッツとレーズンを加え混ぜる
- 紙を敷いた型に生地を移す。生地がトロっとしていたらそのまま、少し粘度がある時は角に押し込むようにする
- 天板に乗せオーブンに入れる。180℃で45分前後焼く※ニンジンの水分量によって焼き時間が変わる
- 焼き上ったら型の底にショックをあたえ生地の中から空気を抜く。焼いた時の上の面を下にして網にのせる。型をはずし、紙をはがし、冷ます。焼いた時の底が上。
1時間くらい経ったら(ほんのり温かくてもよい)ビニール袋かラップで包む。焼いた時の上の面を上にする
完全に冷めたら冷蔵庫で保存する
チーズフロスティング:翌日の作業
- 無塩バター・クリームチーズを室温にし、砂糖を加え混ぜる
※一度に混ぜるとムラになることがある。ひと手間増えるが、柔らかくしたバターに砂糖を混ぜ、別の容器で柔らかく混ぜたクリームチーズ加え混ぜるとムラにならない - ケーキの厚みを半分に切る
- チーズフロスティングの6割程度を下の生地にぬり、上の生地を戻しサンドする。生地の上に残りのチーズフロスティングをのせる。冷蔵庫でやすませる
- 食べる際に切り分ける。好みでココナッツ・シナモンパウダー・粉糖をトッピングする
キャロットケーキ作りの注意点・ポイント
【砂糖・オイル】
今回のレシピのように卵・砂糖・オイルを同量程度にするとふんわり・しっとり・歯切れよくなります。砂糖・オイルを卵より増やすと一層しっとりふんわりします。
私は砂糖・オイルを80~90gで作ることが多いのですが、砂糖・オイルを減らすと重めでキレが悪くなります。時間が経つとパサつきます。
砂糖の種類はきび砂糖でも可。オイルは米油でも可。共にアッサリになる。
【卵の泡立て】
卵と砂糖がしっかりと混ざり、砂糖が溶けてから泡立てる。
ゆるめに泡立てるとどっしりしっとり、しっかり泡立てるとふんわり軽めになります。泡立てないで「ザッと混ぜるだけ」はこのレシピではナシです。手作業はつかれるのでハンドミキサー推奨。
【生地のでき上がり】
混ぜ終わった生地は、ふんわりとして少し流動性があります。ニンジンの水分が多い(水っぽい)場合は流動性が強く、ニンジンの水分が少ない場合はふんわりとなります。生地に粘りが出たり、固さが出たりしたら、混ぜ方がよろしくありません。
【焼き時間】
ニンジンの水分量によって焼き時間が変わる。竹ぐしをさして、生地がつかなくなってから3~5分程度焼きます。しっかり目に焼いたほうがよい。
焼き上がりは型よりも上まで生地が膨らみます。ニンジン以外に水分のあるものを入れないレシピなので焼き縮みや生地のくびれは少ないです。
【チーズフロスティング】
私はチーズフロスティングなしのキャロットケーキも好きですが、このレシピはチーズフロスティングがある前提で作っています。キャロットケーキにしては、ややアッサリ目で、ふんわりしっとりでキレがよい。フロスティングがよく合います。
【日持ち】
焼いた翌日にチーズフロスティングをのせ、その当日(焼いた翌日)~翌日(焼いた翌々日)が美味。焼いた3日後から生地がパサつき出します。
チーズフロスティングも作った翌日までに食べたほうがよいです。
キャロットケーキ(ココナッツ・レーズン)
このキャロットケーキはふんわりしっとりしています。キャロットケーキにしては軽め。どっしりと重たいキャロットケーキが好きな人には少し物足りないかもしれません。
「ケーキっぽいw」ケーキなのにケーキっぽいとは変な言い方ですが、コーヒーとともに朝食で食べたい“素朴感強め”の感じではなく、紅茶と合わせてティータイムに食べて欲しいキャロットケーキです。チーズフロスティングとの相性もGoodでミルクティーによく合います。
念のためにいっておきますと、私のレシピは「美味しい>ヘルシー」「美味しい>手軽」です。紅茶を楽しむティータイムのベイクを作っています。
それでは素敵なティータイムをお過ごしください。またね。