茶葉から紅茶をいれてみよう・実践編

茶葉から紅茶をいれてみよう・実践編

【茶葉から紅茶をいれてみよう・実践編】として、紅茶をいれる手順を説明します。

なお、【茶葉から紅茶をいれてみよう・いれ方以前編】【茶葉から紅茶をいれてみよう・いれ方基礎編】も読んでいただくとより一層理解が深まると思います。

紅茶のいれ方の手順は以下の通りです。順番に説明しますね。

  1. 湯を沸かす
  2. 茶葉を量る
  3. ティーポットに茶葉を入れ、湯を注ぐ
  4. 蒸らす
  5. 茶葉を濾して注ぐ

湯を沸かす

紅茶をいれようと思ったら、最初にやることは「湯を沸かす」です。

湯が沸くのに多少の時間がかかるからです。

茶葉やティーポットなどを用意してから、湯を沸かしてもいいのですが、多少のタイムロスが起きてしまいます。紅茶をいれよう・紅茶を飲みたいと思ったら、まずは「湯を沸かす」です。

水道の蛇口から出た汲み立ての水をやかんなどに入れて沸かしましょう。浄水器を使うのはOKです。

ティーポットを温める

湯が沸いてきたら、ティーポットに湯を入れてポットを温めましょう。沸騰する前の湯でOKです。

ティーポットが温まったら、湯を捨てましょう。

茶葉を量る

ストレートティー
茶葉:4~5g
湯:300cc

デジタル秤で量る場合は、ポットに直接茶葉を入れないで、別の容器で量ってから移し替えましょう。湯を沸かしはじめたら茶葉を量っておきましょう。

デジタル秤で茶葉を量る

ティーメジャーで量る人は、ティーポットを温めてから茶葉を量りましょう。【ティーポットを温める → 茶葉を量る → ティーポットに茶葉を入れる → 沸騰した湯を注ぐ】を、湯の沸き加減を見ながらタイミングよく行ってください。

茶葉4gの目安

ティーポットに茶葉を入れ湯を注ぐ

温めたティーポットに茶葉を入れ、湯を注ぎます。

湯は、シュンシュンと湯気が出てボコボコを沸き上がるまで沸かしましょう。

茶葉を量る

温めたティーポットに茶葉を入れ、湯を注ぐ。↓もっと低い位置から注いでいいです。

湯を注ぐ

湯を量る

紅茶に慣れていない人は、ガラス製のティーポット300cc用がおすすめ。目分量で注いでも、外側から湯量を確認できるからです。また、サイズがちょうどよいため、湯量を間違いにくいからです。

ガラス製ティーポット300cc用の8~9分目まで湯を注ぎましょう。

※ガラス製ティーポット300cc用が廃盤となりガラス製ティーポット350ml(一人用)に代わりました。

中が見えない陶器などのティーポットを使う場合は、どのくらいまで湯を注ぐと300ccになるのかを事前に確認し300ccの目安まで注ぎましょう。

目分量が不安でしたらデジタル秤で量っても構いません。ティーポットを秤にのせて目盛りをゼロにしてから290~300gの湯を注げばOKです。

湯を注ぎ終わったら、すぐにふたをして蒸らしましょう。

ガラス製だと湯量が分かりやすい

蒸らし時間をおく

紅茶の抽出は1回だけです。

蒸らし時間をしっかりとおいて、紅茶の成分旨味を抽出しましょう。

蒸らし時間の目安
フルリーフ・ホールリーフ・大きめの茶葉=4~5分
ブロークン・CTC・小さめの茶葉=3分
蒸らし時間の目安
ダージリン(フルリーフ)=4~5分
キーマン(フルリーフ)=3~4分
アッサム・キャラメル(CTC)=3分
ウバ・ディンブラ・アールグレイ(ブロークン)=3分

蒸らしている間は、ティーポットを揺らしたり、かき混ぜたりしないで、静かに待ちましょう。

ジャンピングが起こっている

紅茶の濃さを整えてから注ぐ

蒸らし終わったティーポットの中は、上部が薄く、下部が濃くなっています。紅茶の濃さを整えてから注ぎましょう。

ティーポットの中をスプーンで軽く2回くらい混ぜてください。強く混ぜると渋みの原因となります。軽く混ぜましょう。

ポットの中を軽く混ぜる

茶漉しが付いているティーポットの蓋を戻して、紅茶を注ぎましょう。

紅茶を注ぐ

ストレートティーのでき上がり

ストレートティーができ上がりました。

紅茶のお味はいかがでしょうか?

ストレートティー

あまり細かいこと気にしないで、気負わずに紅茶をいれてみてください。できれば、ある程度の日数は続けて紅茶をいれ飲んでみて欲しいです。一日二日や数回いれただけでは、いれ方も味も忘れてしまうからです。

ある程度の期間飲んでみて、いくつかの茶葉を試してみれば、自分の好みの傾向が分かってくるはずです。その後は、いろいろ飲んでみるのもいいですし、好みを見つけたらお気に入りの紅茶を飲み続けるのもいいでしょう。

ストレートティーがいれられるようになったら、ミルクティーとアイスティーは簡単にできます。別の機会にポイントをお話します。まずは、ストレートティーをマスターしてください。

※ガラス製ティーポット300cc用が廃盤となりガラス製ティーポット350ml(一人用)に代わりました。

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堀内芳昌
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日々の暮らしの中で良質な紅茶を気軽に楽しんで欲しいと思っています。
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