美味しい紅茶をいれるためにテクニックよりも大切なことは、『良質な茶葉を用意する』と『正しいいれ方を実践する』です。
良質な茶葉は、『お気に入りの茶葉』と言ってもよいでしょう。
美味しい紅茶をいれるのに「特別な技術」や「深い知識」「プロの技」などは必要ありません。手軽な道具とシンプルなコツで誰でも美味しい紅茶はいれられます。手順通りに丁寧に作業するだけです。
茶葉に目を向けないで、いれ方ばかりに目を向けるから「気にしなくてもよい情報」に振りまわれるのです。
そして、『紅茶のいれ方で最も大切なことは、茶葉の持ち味を引き出してあげること』です。
「良質な茶葉」と「正しいいれ方」両方が美味しい紅茶のポイント
「茶葉」と「いれ方」のどちらか一方を良くしても、美味しい紅茶はいれられません。
いれ方ばかり気にする人が多いのですが、茶葉の質が悪かったり、鮮度が悪かったりすれば、美味しい紅茶はいれられません。
なぜなら、紅茶のいれ方は、とてもシンプルだからです。
紅茶の場合、料理のように貧弱な食材をプロの技で魔法のように美味しくすることはできません。料理のように味付けがなく、また料理技術の差が出ないから、素材の味以上にすることはできないのです。
「良質な茶葉」と「正しいいれ方」の両方が揃うと美味しい紅茶になります。
良質な茶葉とは?
紅茶の品質には、当然優劣があります。
とはいえ、あなたが飲む紅茶ですから、単純な品質の優劣よりも「好きか、嫌いか」のほうが重要なはずです。
なので、良質な茶葉と言っていますが、「お気に入りの茶葉」と考えてもよいでしょう。
もちろん、いろんな紅茶を飲めば質の良いものを好む人が多いとは思います。品質が良い茶葉のほうが美味しいですから。しかし、「いろいろ飲んだけどスーパーで売っているティーバッグが好き」ならそれでOKです。
「あなたにとって美味しい」「好き」で良いのですから。
ただし、「低質な紅茶」や「気に入っていない紅茶」などを「いれ方を習って美味しくしよう」というのは無理です。
どんな紅茶であれ気にいっているのなら良いのですが、気にいっていない紅茶、もっと言えばマズイと思っている紅茶をテクニックで美味しくすることは絶対に無理。繰り返しました…。
美味しい紅茶をいれるためには、「良質な紅茶」「お気に入りの紅茶」を見つけることがいれ方にこだわるより先なのです。
良質な茶葉、お気に入りの茶葉を見つけたら
新鮮なうちに飲み切る
開封後は風味の良いうちに、なるべく早めに飲み切ることが大切です。
美味しく飲める期間の目安は、一か月以内がベスト。二か月以内くらいがベター。
開封後時間の経った茶葉はどのようないれ方をしても、プロがいれても美味しい紅茶にはなりません。
折角、良質な紅茶を買ったり、お気に入りの紅茶を見つけたりしても美味しいうちに飲まないと残念なことになります。
茶葉に合ったいれ方を覚える
良質な茶葉、お気に入りの茶葉を手に入れても間違ったいれ方をいれ方をしては“もったいない”。茶葉に合ったいれ方を覚えましょう。
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「良質な茶葉」を手に入れ「その茶葉に合ったいれ方」を実践すれば、誰でも美味しい紅茶をいれることができます。難しいことではありませんから、ぜひ、やってみてください。