女性って、エスニック料理が好きな人が多いと思いませんか?
実際、エスニック料理のお店では、来客の7〜8割が女性だという話もあるので、やはり、女性はエスニック料理が好きなようですね。
なぜでしょう?
理由はいろいろあると思いますが、その中の一つが「女性は臭覚が優れている」とされる点なのかなと思いました。
臭覚、つまり、ポイントは「香り」ということですね。
香りの話になると、思い出してしまうのがフレーバーティー。
たしかに華やかですし、気分も上がる人もいるでしょう。「女性に好まれる紅茶」として紹介されることもあります。
けれども、実は、「フレーバーティーは苦手で…」という声もけっこう多いんです。それも、女性から。
香りに敏感って、イコール“香りのもの好き”とは限らないのかもしれません。むしろ、香りが気になるから苦手な人も多いのではないでしょうか。
「女性に人気」とされるものって、たしかに多くの人に好まれているのかもしれないけれど、逆に、苦手な人もけっこういる。けれども、「女性に人気」といわれると、それにのっていないとイケてない人っぽい感じも、ちょっとありますよね。
「フレーバーティーが苦手って、ちょっと変?」
「アールグレイが苦手…、それって紅茶好きって言えないのかな?」
そんなふうに感じたことがある方がいたら…
それ、大丈夫です。
「ピュアな紅茶が好き」「フレーバーティーは苦手」というのも、ちゃんと“紅茶好き”だからです。
エスニック料理が好きな人がいれば、苦手な人もいます。おかしなことではありませんよね。
紅茶の世界でも、フレーバーティーが好きな人がいれば、そうじゃない人もいて。産地そのままのピュアな紅茶のほうが落ち着く、という方もたくさんいます。
私自身もそのひとりですし、当店のお客様にも、そういう方が多いんです。
周囲に流されるのも悪くはありませんし、「これが好き」「これは苦手」と主張しなくてもよいのですが、自分が好きなものは“密かに”でも、好きでいるほうが楽しいような気がします。