「紅茶好きが選ぶ紅茶」と「飲食店の人が選ぶ紅茶」に微妙な違いを感じるんですよね。今回はそのお話です。もちろんティークラブの紅茶に関しての話なので、他の紅茶の場合は違うかもしれません。
一番の違いを感じるのはアッサムに対する反応です。
アッサムが人気NO1
一般のお客様への小売りの紅茶では、アッサムが一番人気。ダントツです。
飲食店の方が選ぶ紅茶はアッサムが外れることが多いのです。半分くらいのお店が選ばないですね。小売りの人気を考えても、自分で飲んでみた感覚からも意外です。
ディンブラの評価が高い
飲食店の方は、ディンブラを選ぶ人が多い。
普通っぽい紅茶として、アッサムよりもディンブラを選ぶ方が多いんですね。
声を聞いてみると、アッサムは濃すぎる。味が強い。のような声があります。対して、ディンブラは飲みやすい。ちょうどいい感じがする。などの声があります。ダージリンやディンブラを飲みやすいといい、アッサムに飲みやすさを感じない方がいらっしゃいます。
なぜ、このような差が起きるのでしょうか?
ティークラブで紅茶を買う方は、積極的に紅茶が好きな方が多い。日々紅茶を飲んでいる方がほとんどだと思います。そのよう方にはアッサムの味の濃さやコク深い味わいが評価される。一方、飲食店の方は紅茶をあまり飲まない人が多い。紅茶に馴染みが少ない人は、アッサムを濃く感じディンブラを飲みやすいと感じるようです。
ストレートティーでの評価?
もう一点。飲食店の方はストレートティーで評価される方が多いようです。ミルクティーに馴染みがない人が意外と多い。もちろん全員ではありませんよ。
ミルクティーを抜きに考えるとアッサムの評価が低いのも理解できます。アッサムのストレートは美味しいのですが、濃いですからね。ストレート、ミルク、アイスに万能使える点でディンブラの評価が高いのもあります。
また、ストレートティーを主に考えるからなのか、銘柄の知名度なのか飲食店の方は、ダージリン、ウバ、アールグレイに興味を持たれる方が多いんですよね。
アッサム・ディンブラ両方おすすめ
ほとんどの飲食店は紅茶がメインではありません。フードやケーキやパンが主になるでしょう。カフェの場合は、コーヒーがメインのお店もあるでしょう。積極的に紅茶が好きな当店のお客様とは客層の違いがあるでしょうから、ベーシックで万能タイプのディンブラを選ぶのはいいと思います。
ただし、積極的に紅茶をおすすめしたいのなら、ぜひともアッサムを使って欲しいです。
ここを読んでいる一般の方・紅茶好きさんは、もっとディンブラを飲んで欲しいなぁと思っています。
おすすめの仕方も考えないといけませんね。ちょっと普通っぽいと言い過ぎているのかもしれません。普通だけど普通じゃなくて、上等上級ですからね。紅茶の旨味になるタンニン成分もディンブラにしてはしっかりしています。
この秋はいつもよりもディンブラに興味をもっていただけるよう頑張ってみます。取り上げ方も少なかったですね。少しでもディンブラが気になった方は、よろしければ試してみてくださいね。
飲んでみてアッサムに比べ弱いなぁと思ったら、茶葉を少し増やして(4g→5gなど)濃いめにいれてみてください。個人的にはディンブラは少し濃いめにしっかりした味でいれるのが好きです。