紅茶はいれ方(抽出技術)では美味しくならない

紅茶はいれ方(抽出技術)では美味しくならない

紅茶はいれ方では美味しくなりません。

抽出技術だけを学んでも、いれ方のコツを習っても美味しくなることはありません。

なぜなら、抽出技術やいれ方のコツなどないからです。

紅茶の抽出は、葉っぱにお湯を注ぐだけ。注ぎ方の技術やコツなどありません。

もちろん、分量など最低限のポイントはありますよ。万が一にでも、いれ方を勘違いしていた場合などは、いれ方の見直して美味しくなることはあります。

ですが、作業自体は誰にでもできるごく簡単なことばかり。カップラーメンに湯を注ぐレベルの作業です。いれ方の技術やコツで美味しくなる、美味しくするのではありません。

チキンラーメンが作れる人なら紅茶は美味しくいれられるといっても過言ではありません。大きな違いは茶葉を量る、茶葉を濾すくらいです。

腕を磨きたい人、腕を見せたい人には、とっても残念なお知らせですが、真実です。一方で、気軽に美味しい紅茶を楽しみたいには朗報のはず。余計なことに気を取られないで気軽に美味しい紅茶を楽しめるのですから。

紅茶はいれ方(抽出技術)では美味しくならない

コーヒーは抽出技術で味が変わる。紅茶は変わらない。

コーヒーは同じコーヒー豆を使っても、湯の温度や湯の注ぎ方で味が変わります。技術の差が味に表れます。淹れる人によって味が変わります。

紅茶はそのようなことがありません。

100℃に沸騰した湯を使い、湯は普通に注ぐだけだからです。

湯を沸騰させない。湯温を98℃にする。一旦沸かした湯を冷ます。そのような手間は一切ありません。湯はピークまで沸騰させるだけ。技術の入る余地はありません。

湯を高いところから注ぐ、勢いよく注ぐ、ゆっくり注ぐ、必要ありません。普通に注げばOK。カップラーメンに湯を注ぐとかそのくらい何気なく注げばOKです。高いところから注いでも構いませんが、味への影響はありません。

蒸らし時間は3分。茶葉によっては4分か5分。何もしないで待つ。

蒸らし時間は3分がいいのか、2分45秒がいいのか、3分30秒がいいのか。楽しんでやる人は、どうぞご自由に。やってはいけないのではなくて、そのような細かいことで変わるのはごく微妙な違いなので、神経を使うポイントではないということです。

紅茶はいれ方(抽出技術)では美味しくならない

分量は大切。けれど目分量でもOK。

コーヒーが好きな人は、コーヒー豆を1g単位で量り、湯の量をデジタル秤で量り、抽出時間をタイマーで計る人が多いと思っています。まったく苦にしていなくて、それ自体を楽しんでいる感じがします。素晴らしいことです。

キチンとやることは素晴らしいのですが、紅茶は目分量でもOK。悪い意味の適当やまったく量らないのはよくありませんが、目分量でだいたい合っていれば大丈夫です。

もちろん、きちんとやるのはいいことですよ。
デジタル秤で茶葉も湯量も量る人もいます。
チキンと量れば味はブレません。
私もデジタル秤で量ることもあります。

無意味だとかいうのではなくて、好きな人はやればいいし、キッチリが苦手な人は目分量でOKということです。

紅茶はいれ方(抽出技術)では美味しくならない

紅茶はもっと気軽に飲みましょう

紅茶のいれ方を間違えてしまえば、折角美味しい茶葉を使っても美味しくない紅茶になることもあります。

もちろんいれ方は大切です。大切ですが、いれ方ばかりを気にし過ぎている人がいるように感じます。また、いれ方を怖がって紅茶を飲まない人もいるようですね。もったいないことです。

紅茶のいれ方は本当に簡単です。シンプルです。

もっと気楽に考えたほうがいいです。

言い方を変えると、「こだわりたい人には向かない」のかもしれません。特に技術にこだわる人には向かないでしょうね。

「美味しい紅茶が飲みたい」と思うのなら、必要以上にいれ方を気にしないで、いれ方ばかりにこだわらないで、まず日々飲んでみてください。

「慣れ」で多くのことが改善されます。

「紅茶は難しい」「紅茶はいれ方が難しい」という人の多くは、慣れていないだけだっりするんですよね。そして、折角正しいいれ方を学んでも忘れてしまえば、うまくいかなくなるのは当たり前です。

毎日飲むのが難しい人は、忘れない程度には飲んで欲しいと思います。

紅茶の正しいいれ方を知らない人は学びましょう

紅茶はいれ方では美味しくならないといいましたが、正しいいれ方を知らない人は、紅茶のいれ方を学んでくださいね。

分量や手順と最低限必要なポイントはあります。そこを間違えてしまうと先にすすめませんから、基本は知って欲しいです。

料理でいうレシピですね。初心者がレシピを知らずに料理を作るのは無謀です。「レシピなんかいりません」という意味ではありませんよ。

お伝えしたいのは、コーヒーや料理などのように「コツや技術で味が変わることはない」ということです。

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