シンプルなタルト生地の作り方
こんにちは。紅茶専門店ティークラブの堀内芳昌です。
シンプルなタルト生地の作り方を紹介します。
作り方は、スコーンと同じイメージなので、スコーンを作れる人は簡単にできます。
バターが少ない配合なので、ホロっと崩れるような生地ではなく、サクサク~ザックリ目の生地になります。
この生地は、タルト型に敷いて使うのはもちろんのこと、型を使わないタルトにおすすめです。家庭で楽しむのなら、これがすこぶるおすすめ。手で持ってかぶりつく食べ方がGood。
素朴に作って、気軽に食べる。家庭のティータイムにおすすめのタルト生地です。
シンプルなタルト生地の材料
・20㎝のタルト型 1台分
- 薄力粉(ドルチェ)・・・120g
- きび砂糖・・・30g
- 塩・・・1g
- 無塩バター・・・60g
- 牛乳・・・30g
※薄力粉1:バター1/2:砂糖1/4:牛乳1/4:塩1/10 の割合
20㎝のタルト型に敷き込む場合は、この分量がやりやすい。型のサイズが違う場合、型を使わない場合は、好みの分量に調整してください。
シンプルなタルト生地の作り方
【下準備】
材料を冷やす(※粉類は冷やさなくてもできますが、気温が高い時は、すべての材料を冷やしたほうが作りやすい。)
バターは薄切りにする
【作り方:生地作り】
- フードプロセッサーに薄力粉・砂糖・塩を入れ10秒程度回す
- バターを立てるように入れ、20~30秒くらい回す。ヘラなどで全体を軽く混ぜる
さらに20~30秒くらい混ぜる。スコーンよりもしっかりと粉とバターを馴染ませる
バターの粒が残らないで粉チーズのような状態にする - 牛乳を粉の上にのせるように入れる
フードプロセッサーをガッガッと小刻みに回す
大きなかたまりができたら止める - フードプロセッサーから生地を取り出す
生地を残さないようにヘラなどで全部取り出す - 手でギューッと押し固める。こねないで軽く揉みながら押し固める。多少ムラがあっても良いが生地が滑らかになり一塊になったらラップかビニール袋で包む
- 冷蔵庫で1晩寝かせる。最低でも2時間は生地を休ませる
スコーンは、作業3と4を手作業で行いますが、タルト生地はすべてフードプロセッサーで生地を作ります。
フードプロセッサーで混ぜた生地は、ややこねたような状態になっているため、生地を寝かせる時間を長めにとります。
また、フードプロセッサーで混ぜると生地の温度が上がりやすいため、材料を冷やしたほうが作業がしやすいです。
生地をのばす~型へ敷き込む
【作り方:生地をのばす】
- 冷蔵庫から出した冷たい生地をビニールやラップに包んだまま、軽く揉みながら丸く広げる
丸くのばすためのばしやすくする - まな板などに打ち粉(強力粉)をし、生地を置く
生地の上にも薄く打ち粉をし、めん棒にも粉を付ける - めん棒を上下に動かして生地を少しずつのばす
生地の淵がひび割れるので、初期段階は指でつまんで直す
後半は多少ひび割れても良い - 約3㎜の薄さ、20㎝のタルト型の場合25㎝くらいまでのばす
※型に敷き込まない場合は、のばした生地にラップなどをかけ、冷蔵庫で休ませる - タルト型に移し敷き込む
※今回は型への敷き込み方は省略します
冷蔵庫で1時間以上休ませる
休ませたタルト生地にフォークでピケ(穴をあける)をし、アーモンドクリームをしき、季節のフルーツをのせて焼けば、フルーツタルトができ上がります。
生地を分けて、小さめにすれば生地と果物だけでもOK。サクサクのクッキー生地と焼いた果物は思いのほか美味で、しかも紅茶によく合います。加熱した果物を嫌う人もいますが、私は好きです。
ではまた。