紅茶を注ぐ瞬間の(液体の動きをとらえる)写真の撮り方
紅茶を注ぐ瞬間の写真の撮り方を紹介します。紅茶に限らずコーヒーやクラフトドリンクなどの「液体の動きをとらえるテーブルフォト」の参考になれば嬉しいです。
液体の動きをとらえるテーブルフォトの撮り方3ポイント
- シャッタースピードを速くする(1/250~1/500くらい)
- 明るい場所で撮影する
- 三脚を使う
シャッタースピードを速くする
シャッタースピードを速くすると動きが止まったように撮影できます。逆にシャッタースピードを遅くすれば、動いた部分がボケたように写ります。
動きをボカシて写すことは悪いことではありません。意図的にやるのならまったく問題ありません。
例えば、紅茶を注ぐ写真を撮る時に、カップに入った紅茶がメインで、カップに注ぎこむ紅茶の動きがサブなら、紅茶の流れや注ぐ動作がブレてもOKです。逆に、注ぎこむ紅茶や雫をメインに撮りたいのなら、動きがボケるのはNGですね。
あくまでも「何を撮るか」によるので、絶対的な正解や不正解はありません。
シャッタースピードは、1/125~1/250くらいにするとややボケを含んだ写りになりやすく、1/400~くらいにすると雫や液体の動きがハッキリと写るでしょう。明るさによっても多少変わりますから、状況に応じて調整してください。
明るい場所で撮影する
シャッタースピードを速くすると光を取り込む量が減り写真が暗くなります。RAW現象や画像の編集で多少の調整はできますが、明るい場所で撮影したほうがキレイです。
できるだけ明るい場所・明るい時間帯に撮影しましょう。
なお、直射日光を当てるのは写真の内容次第です。一般的には食べ物や飲み物は、直射をあてないで明るいほうが美味しそうに写ります。直射が当たらない明るい場所が写真撮影に向く場所です。
実は私は直射を当てて撮影することがあります。案外多いかもしれません。この点は真似しないほうがよいかもしれませんね。
いくつの例を紹介します。
上の写真は、曇りの日だったので明るさが少なく、F値が小さいため雫がボケぎみになっています。
紅茶の販売ページの写真で雫を写すことを目的としていないのでこれでもよいのですが、雫を撮るのならシャッタースピードを速くしてF値とiso感度を上げたほうがよいでしょう。もっと言えば、明るい日に撮影すべきです。
雫を撮るために撮影しました。直射の当たる明るさでシャッタースピードを速くしています。カップにピントを合わせているので、ティーポットから注ぎだし直後の上の方の雫はボケていて、カップの上の雫は映っています。
同じ設定でもう一枚。
三脚を使う
動きのある写真を撮る時は三脚を使いましょう。
シャッタースピードが通常の撮影でしたら、片手にカメラを持って、片手で動作をしながら撮ることもできます。しかしながら、シャッタースピードを速く、または遅くする場合は、片手の撮影はおすすめしません。多くの場合でピントがズレたり、手ブレしたりするからです。
テーブルフォトで美味しそうな写真を撮る一環として動きのある写真を撮るのでしたら、面倒でも三脚を使いましょう。
動きのあるテーブルフォトの撮り方3ポイント
- シャッタースピードを速くする(1/250~1/500くらい)
- 明るい場所で撮影する
- 三脚を使う
慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえばそれほど難しいことではありません。難しく考えすぎないで、まずはどんどん撮ってみましょう。
印象に残る写真を撮ってホームページやSNS、ブログなどに活用してみてください。
それでは、また。