茶葉をティーポットに入れる(動きのある)写真の撮り方2
茶葉をティーポットに入れる瞬間の写真の撮り方part2を紹介します。茶葉に限らず動きのある写真の参考にしてください。 →茶葉をティーポットに入れる(動きのある)写真の撮り方part1
前回の記事では、三脚を使えばオートで撮ってもそこそこイケるとお話しました。動きのある写真を撮るには、まずは三脚です。今回はマニュアル撮影でのポイントを紹介します。
シャッタースピード・普通(オート):被写体が流れる
シャッタースピードをオートや1/60くらいで撮影した場合、動きのある被写体は流れて写ります。流れて写るというのは、ブレた(ボケた)ように写るということです。
下記の写真をご覧ください。動きのある茶葉がボケて写っていますよね。
シャッタースピード・速い:被写体が止まる
シャッタースピードを1/250以上くらいで撮影した場合、被写体が止まって写ります。シャッタースピードを速くするほどは被写体が止まり、1/125~1/400くらいだと微妙な動きが表現できます。
なお、シャッタースピードを速くすると光を取り込む量が減り、写真が暗くなります。明るい場所で撮影することが必要です。またiso感度も多少調整したほうがよいでしょう。
下記の写真をご覧ください。1/1000で撮影しました。動きのある茶葉が止まって写っています。
シャッタースピード1/400くらいがおすすめ
飲食物のテーブルフォトで、動きをつけて撮影する場合のシャッタースピードは「1/250~1/400」くらいで少し動きがわかるような写りがよいように思います。
もちろん、内容によっては動きを止めてもよいので、テーブルフォトの内容によって調整してください。
isoはやや上げぎみ
シャッタースピードを速くすると光が少なくなり暗く写ります。
iso感度を上げることで明るく写ります。
ただし、iso感度は上げ過ぎると画質が悪くなるというジレンマが…。
私の場合、iso感度は通常100~125にしていますが、シャッタースピードを速めた場合は200~800くらいで撮っています。
テーブルフォトの場合はiso感度はできるだけ上げないほうがよいと思うので難しいところです。慣れるまでは、iso感度以外を同じ設定にして、iso感度をいくつかかえて撮ってみるとよいでしょう。
大前提としては、動きある写真は明るい場所で撮ることです。暗い場所でiso感度を上げるのは避けたほうがよいです。
F値はしぼり過ぎない
シャッタースピードを速くすると光が少なくなり暗く写る。F値を小さくすれば光が増えて明るくなる。
一見「F値を小さくして明るく撮ればよいのでは」と考えるでしょう。私もそう思って撮っていたのですが、F値を小さくするとピントの合う範囲が狭くなるため、動きのある写真を撮るとボケやすくなります。
動きのあるテーブルフォトの場合のF値は、F3.6からF5.6くらいがよいと思います。
「シャッタースピード」「iso感度」「F値」は影響し合っている
オートでない撮影の場合「シャッタースピード」「iso感度」「F値」は影響し合っています。
テーブルフォトの場合は特に、「シャッタースピード」×「iso感度」×「F値」のバランスを考えて設定することおすすめします。
難しそうに思うかもしれませんが、まずはチャレンジしてみることですね。少し慣れれば最初の一山は、思うほど難しくなく越えられると思いますよ。今フルオートで撮っている人は、まずは「絞り優先オート」から、はじめて少しずつマニュアル撮影に移行してはいかがでしょうか。
おそらく、私ほどセンスがない人はそんなにいないと思います(苦笑)。以前の私を知っている人は百も承知。私の写真と文章は絶望的にセンスがなかったことを…。あなたは簡単にできるようになります。
美味しい写真を撮ってホームページやSNS、ブログなどに活用していただければ嬉しいです。
それでは、また。