ティーバッグのいれ方を初心者むきに3つに分けて紹介します。
- ティーポットでいれる:ベスト
- マグカップでいれる:ベター
- ティーカップでいれる:ノーマル・劣る
一つずつ紹介しますね。
ティーポットでいれる:ベストないれ方
「ティーポットでいれる」といっていますが、正しくは「リーフティーと同じようにいれる」です。
なぜなら、ティーバッグは特殊な紅茶ではなく、ティーバッグは紅茶だから。ティーバッグの中身はリーフティーだからです。
勘違いする人がいるので念のためにいっておきます。ティーバッグはそのままティーポットに入れればOKです。ティ-バッグを切って中から茶葉を出す必要はありません。

4gのティーバッグならティバッグ1個をティーポットに入れ湯を注ぐ。
ティーバッグをティーポットでいれる方法
ティーバッグには、2g、3g、4gなどの計量した茶葉が入っていますから茶葉の分量を確認しましょう。
ストレートティーの場合は、茶葉の分量が4~5gになるように調整し(2gのティーバッグなら2個使う)、湯量300ccで抽出してください。
ミルクティーの場合は、6~8gに調整して、湯量300ccで抽出しましょう。茶葉を増やし濃いめの紅茶を作り、たっぷりのミルクを加えるのが、コクがあり飲み応えのあるミルクティーにするポイントです。
アイスティーは、6~8gに湯量300ccで抽出して、急冷してください。
侮れない最後のポイントは、ティーポットの中を軽く混ぜてから注ぐこと。ティーバッグは旨味が中に閉じこもるため、リーフティー以上に忘れてはいけないポイントになります。

いれ方のポイントはリーフティーと同じ
マグカップでいれる:ベターないれ方
「リーフティーと同じようにいれるのは分かったけど、それじゃティーバッグ使う意味なくない?」と思う人が多いのではないでしょうか。
ごもっともです。私はティーバッグもティーポットでいれますが、ひと手間多いと感じる人もいると思います。
そのような方は、マグカップでいれる方法をおすすめします。
ティーカップで飲む優雅さは楽しめませんが、ティーポットでいる方法に近い味の紅茶ができ上がります。ミルクティーの場合は、私もこのやり方をすることがありますよ。

ストレートティーの抽出。蓋をすると香りが逃げ難く、温度も下がり難いです。
ティーバッグをマグカップでいれる方法
ティーバッグには、2g、3g、4gなどの計量した茶葉が入っていますから茶葉の分量を確認しましょう。300ccの湯が入れられる大き目のマグカップを用意してください。
ストレートティーの場合は、茶葉の分量が4~5gになるように調整し、湯量約300ccで抽出してください。
ミルクティーの場合は、4~5gに調整して、湯量200~250ccで抽出してください。50~80cc程度のミルクを加えましょう。
濃いめの紅茶を作り、たっぷりのミルクを加えるのが、コクがあり飲み応えのあるミルクティーにするポイント。本来は茶葉を増やしたほうが良いのですが、マグカップの場合はミルクを注げなくなるので、次善の策として、湯量を減らしています。

湯量を調整すればミルクティーも作れます
ティーカップでいれる:ノーマルないれ方
ティーカップにティーバッグとお湯を入れる一般的ともいえる方法。2g程度のティーカップ用のティーバッグ限定の方法ですね。
とはいえ、「美味しい紅茶がのみたいのなら」おすすめしません。この方法は前述の2つに比べると明らかに劣るからです。どのような工夫をしても劣ります。
そうは言っても
美味しさよりも手軽さ優先
シーンや場所の関係で理想のやり方は難しい
などもあるでしょう。
そのような時は、ティーカップにティーバッグとお湯を入れてチャッチャとやるのもOKです。常にベストを目指せといっているのではありません。
時間がない、手間をかけたくない、道具がないetc…こんな時なのですから、小細工しないで、簡単にすませるのも大いにアリです。
「ソーサーで蓋をして」とか「湯を先に入れてティーバッグをあとからいれる」などのひと手間をかけられるのなら、ティーポットでいれるか、マグカップでいれてはいかがでしょうか。手間はたいして変わらない上に、美味しさは格段に違いますからね。大きな影響がないことに手間をかけて、肝心なことにふれない情報に流されている人が多いように感じます。
美味しく飲みたいのなら、お好みの茶葉を使うことが最優先。いれ方はティーバッグもリーフティーも基本は同じです。手間や手軽さ優先なら、手間をかけずに手軽にいきましょう。

ノーマルな方法は小細工しないで気軽に…