2016-06-22

紅茶の保存方法

紅茶の保存方法

先日、沖縄の方から蒸し暑い沖縄で紅茶を保管する時の注意点についての質問をいただきました。

他の方も紅茶の保管方法、保存方法は気になると思うので、暑い時期や暑い場所での注意点を含めて紅茶の保存方法をお教えします。

最後に究極の方法を紹介しております。最後までお見逃しなく。

紅茶は、常温保存でOK

紅茶は、常温保存でOK。

日本は湿気が多く暑いとはいえ、現代社会の環境で普通に生活できる場所(家・部屋)であれば、常温保存で大丈夫です。

できる限り避けたいのが、直射日光が当たる場所、蛍光灯などの強い光の近く、湿気の多い場所。温度変化の少ない涼しい場所に置いてください。

後でも説明しますが、冷蔵庫、冷凍庫に入れる必要はありません。

保存容器

光を遮るもので、密閉性の高い容器を使ってください。

缶の場合はパッキンが付いているものを使う。海外産の紅茶やクッキーなどが入っている缶はパッキンが付いていない物が多いので向きません。

ガラスなどの光を通す容器を使う場合は、光の当たらない場所に置き、一~二週間程度で飲み切れる量を移し替えるようにしてください。

当店のアルミパックは、光や酸素を通さないので、ファスナーをきちんと閉めれば保存OK.

紅茶の保存容器

紅茶の保存方法

紅茶は、意外と繊細じゃない

紅茶は、他よりも繊細じゃない。

もちろん、丁寧に、繊細に扱ったほうが良い。丁寧に扱うなと言っているのではありません。

  • 紅茶は、コーヒーより繊細じゃない
  • 紅茶は、緑茶より繊細じゃない
  • 紅茶は、ハーブティーやスパイスより繊細じゃない
  • 紅茶は、小麦粉などの粉類より繊細じゃない
  • 紅茶は、アーモンドなどのナッツ類より繊細じゃない

コーヒーは群を抜いて繊細。コーヒーを常温に保存している人は少ないと思いますが、もし、コーヒーを常温に置いているなら、紅茶は食卓にでも転がしておけば大丈夫(笑)そんな感じです。

緑茶やハーブ、スパイス、小麦粉などの粉類、アーモンドやクルミなどのナッツ類は、紅茶よりも繊細。光、温度、湿気などの影響を受けやすく、劣化のスピードが速い。また、虫がつきやすいという問題もあります。

なので、緑茶や粉類などを常温に置いている人は、紅茶も同じように常温で大丈夫です。

もし、緑茶や粉類などを「定温庫」など温度管理のできる場所に置いているのなら、紅茶も定温庫に置いてください。

また、緑茶や粉類などを「冷蔵」、または「冷凍」に置いている人は、紅茶も「冷蔵」、またま「冷凍」に置いてください。

私の場合、コーヒーは飲む頻度が少ないので、小分けにして冷凍。ナッツ類は、密封して冷蔵。その他は常温に置いています。で、紅茶は常温です。

冷蔵、冷凍の注意点「匂い移り」「温度差」

匂い移り

紅茶をはじめ、緑茶、ハーブ、スパイス、小麦粉などの粉類、アーモンドやクルミなどのナッツ類は、すべて匂いを吸います。なので、家庭で普通に使っている冷蔵庫に入れるのはNG。他の食材の匂いが移りますから。

冷蔵庫に保存する場合は、食材用に2台目(3台目かも知れませんが)の冷蔵庫を使ってください。

冷凍庫の場合は、調理済み食品の保存が少なければ可。カレーやソース類など匂いのある調理済み食品が多い場合はNGです。冷蔵庫と同じように2台目を保存用にお使いください。

温度差

冷蔵、冷凍に保存した場合、使用時の温度差で湿気を吸い劣化します。
使用する際には、室温に戻してからご使用ください。

紅茶をいれる時に出すのでは、間に合わないので少し前に室温に戻しておくということです。意外と手間がかかります。

また、室温と冷蔵、冷凍を何度も行き来させると、密閉していても少しずつですが湿気を吸います。何度も温度変化をするのは、よろしくありません。

少量ずつパックしてから保存するひと手間が必要。そうしないと良かれと思ってやったことが、逆に茶葉の劣化につながります。

冷蔵、冷凍保存の必要はない

結局のところ、普通に生活できる環境の場合、無理に冷蔵や冷凍する必要はないということです。

食材の管理に気を使っている人は、温度差や匂い移りの問題などは十分に承知しているはずですから、同じように扱っていただければ問題ありません。

つまり、めんどくさがり屋は、冷蔵、冷凍しないほうが良いということです。

紅茶の保存方法

紅茶の究極の保存方法

紅茶のもっとも良い保存法は、『保存しない』ことです。

「なにそれ!バカじゃん!」って思うかもしれませんが、保存しないでドンドン飲めば気になるほど劣化することはありません。

紅茶の保存方法

この画像は、当事務所の紅茶の保管状況。直射日光は当たりませんが、明るい室内の窓側に置いています。

冷暗所ではありません。

それでも、毎日飲んで茶葉が回転するから問題ありません。

よく飲む茶葉は多めに出して、あまり飲まない茶葉は少なめ。ウバやキーマンは夏場は出していなかったりします。

飲むことが一番の保存方法なのです。

早く飲めば光を通す容器だってアリ

茶葉が見えるガラスの容器に「見せる保存」をしたい人もいるでしょう。大丈夫。一~二週間くらいで飲み切ってしまえば問題ありません。

いろいろと書いたように紅茶は、それほど繊細じゃありません。細か過ぎることを考える前に飲めばなくなります。飲まないから劣化するのです。

100gの紅茶を買っても20回前後で消費できるのですから、普通に飲めば1か月、長くても2か月くらいで飲み切れるはずです。

飲む前から保存することを考えないで、美味しいうちに飲みましょう。

飲まないで、保存している間に美味しくなくなるのが一番『もったいないこと』です。

それでも暑い季節の紅茶の保存が気になる人におすすめ方法

  1. 夏の前(梅雨の前)にすべて紅茶を飲み切る。
  2. 夏場に飲む紅茶は最小限の種類にする。
  3. 夏場に飲む紅茶1~数種類だけを開封し、常温保存。夏場ですべて飲み切る。
  4. 秋になったら、新しい紅茶を買う、開封する。

そんなに難しいとはないと思います。実のところ普通に飲めば良いのですから。

繰り返しますが、飲むことが究極の紅茶の保存方法です。

≫紅茶の賞味期限を見る

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記事を書いている人:紅茶専門店ティークラブ・堀内芳昌

1964年東京都生まれ→埼玉県→神奈川県→広島県在住/実家は長野県

「美味しい紅茶が飲みたい!」 「美味しい紅茶で、“癒されたい”、“元気になりたい”」 そんな純粋な気持ちに応えるべく、日々仕事に励んでおります。 ★プロフィールはこちら≫

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