2016-03-09

チャイのコクが足りないと思った時…やるべきこと

チャイのコクが足りないと思った時…やるべきこと

チャイ(ロイヤルミルクティーということもある)の“コクが足りない?”と思った時にやるべきことは、「茶葉の質や種類を見直す」、「紅茶のコクを引き出す」ことです。

やりがちだけど逆効果になりやすいのが、「牛乳を増やす」、「濃い牛乳を使う」です。

チャイの作り方や分量は知っている前提でお話します。チャイの作り方を確認したい人は、『コクのあるけど、クドくないチャイの作り方』をご覧ください。

茶葉の質や種類を見直す

コクのある・味の濃い紅茶になる茶葉を使う

コクがあるチャイが作りたい時には、「コクのある紅茶が抽出できる茶葉」、「味の濃い紅茶が抽出できる茶葉」を使ってください。アッサムが代表格。おすすめ。

ただし、渋みが強い茶葉は向きません。代表的なのはウバ。

コクがある、味が濃いけど、渋みが柔らかい茶葉を使うことで、コクがありまろやかなチャイになります。

普通のミルクティー(Tea with Milk)は、ウバなどの渋みのある茶葉も良いのですが、チャイは渋みが弱い茶葉が向きます。

チャイのコクが足りない

茶葉の品質は、CTCかブロークン

茶葉の品質は、「CTC」や「ブロークン」の茶葉が向きます。

CTCやブロークンは、コクのある紅茶や味の濃い紅茶になるからです。

フルリーフの茶葉は、香りが良く繊細なのでチャイやコクのあるミルクティーには不向き。実は、質が良過ぎる茶葉を使わない方が良いのです。だからと言って、味が軽すぎるティーバッグの紅茶などは不向き。コクのある味になりませんから。

コクがある、質の良いCTCかブロークンの茶葉を使ってください。

チャイにはCTC茶葉が最適

紅茶のコクを引き出す2つの方法

茶葉を増やす

もっとも単純なことですが、茶葉が少ないからコクがない場合があります。
茶葉の量を増やせば、紅茶の味が濃くなりますから、それによってチャイのコクが増します。

牛乳と水の割合を見直す

当店では、牛乳と水の割合を「牛乳250cc:水150cc」でおすすめしています。牛乳がやや多め。紅茶のコク、ミルクのコクのバランスが良く、渋みが少ないチャイになると思っています。

この割合で作ってコクが足りないと思ったら「牛乳200cc:水200cc」つまり、牛乳対水を「1:1」を試してみてください。これでも、イマイチだと思ったら牛乳対水の比率を「牛乳150cc:水250cc」くらいで試してみてください。

多くの人がチャイにコクがないと、ミルクのコクが足りないと考えるようなのですが、紅茶のコクがないことが案外多いのです。水の割合を増やすことで紅茶の味やコクを引き出すことができます。ミルクのまろやかさは減りますが、紅茶の味やコクが増すことで、チャイのコクはアップします。

とはいえ、ミルクの甘みやまろやかさは減るので、人によっては合わないかもしれません。その場合は、牛乳と水の割合を変えるのではなく、茶葉を増やす、茶葉を変える方向で試してみてください。

紅茶風味のミルクにならないように

チャイにコクないと思った時…「牛乳を増やす」は×

チャイを作ってコクがないと思った時の対処法で間違いなのが「牛乳を増やす」つまり「牛乳と水の割合で牛乳の比率を高くする」です。もっとも、代表的なのが牛乳だけで煮出すこと。また、牛乳を濃くする=成分が濃い牛乳(乳脂肪分4.0など)を使うのも同じです。

一見ミルクのコクが増して良さそうなのですが、牛乳が増えると紅茶の味やコクが出難くなります。実は、逆効果。

コクがあるチャイを作ろうとしているのに「紅茶風味の牛乳」になってしまうのです。

そういう飲み物が好きな人がいるのは知っています。好きな人はそれで良いのですが、ここまで読んでいる人は、おそらく紅茶が好きな人でしょう。

「紅茶風味の牛乳」ではなく「コクのあるミルクティー」が飲みたいはず。だとしたら、チャイにコクが足りないと思った時「牛乳を増やす」、「牛乳を濃くする」と逆効果になる可能性大です。

ミルクを増やさない

プラスα…「砂糖を加える」

砂糖を加えるのは、ミルクティーは少し甘めにしたほうが美味しいという理由もあります。ですが、それ以上に大きいのは、『砂糖を加えると紅茶のコク、ミルクのコクがグッグッと増す』ことです。

紅茶の甘み、ミルクの甘み、砂糖の甘さが相まったナチュラルな甘さがチャイ=ミルクティーの美味しさを作っています。

ストレートティーは砂糖なしで飲んで欲しいのですが、ミルクティー特にチャイは、砂糖を加えてお召し上がりください。

ちなみに、ミルクたっぷりのミルクティーやチャイのようにミルクの割合が多いミルクティーほど砂糖を加えたほうが良いです。

砂糖なしのミルクティーが飲みたい人は、紅茶が主のミルクティーをおすすめします。
例えば、『美味しいミルクティーの黄金比part2』 の中の「紅茶が“茶葉1.5倍”くらいの濃さ」です。

砂糖の種類は、紅茶の風味を損ねないグラニュー糖がおすすめ。
好みではちみつや黒糖などの甘味料でも構いませんが、風味が変わることを考えてお選びください。

砂糖をプラス

まとめ

チャイのコクが足りないと思ったら…。
ミルクのコクを増すのではなく「紅茶のコクを増す、紅茶の味を濃くする」
そのためには、「コクのある・味の濃い紅茶になる茶葉を使う」
「茶葉の質は、CTCかブロークンを使う」
「牛乳と水の割合を見直す。牛乳を増やさない」を試してみてください。
プラス砂糖を加えることでコクや甘みがグッと増します。

★コクのあるけど、クドくない「チャイ」の作り方≫

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記事を書いている人:紅茶専門店ティークラブ・堀内芳昌

1964年東京都生まれ→埼玉県→神奈川県→広島県在住/実家は長野県

「美味しい紅茶が飲みたい!」 「美味しい紅茶で、“癒されたい”、“元気になりたい”」 そんな純粋な気持ちに応えるべく、日々仕事に励んでおります。 ★プロフィールはこちら≫

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